出版社内容情報
【内容】
「階層意識は本当に社会階層によって形成されるのか？｣､「出身階層や両親は社会的態度形成に関与するのか？」という問いを投げかけ、現代日本社会における階層意識論と再生産論の存立の可否を「測量」する。
【目次】
まえがき
序 社会意識論再考
階層意識研究の再構成
１社会階層と階層意識／２階層意識の研究と自 己―指令性／３「見かけ上」の階層意識／４権 威主義的態度と環境保護、ヘルス・コンシャス ／５職業階層は社会意識の差異化要因か？
社会的態度の形成過程
６青少年の社会的態度の形成過程の分析枠組／ ７社会的態度の世代間関係／８社会的態度の形 成要因／９社会的態度の形成過程／10言語資本 による文化的再生産／11学校教育と戦後日本の 社会意識の民主化
終 現代日本の社会意識論の磁界
補遺 ｢青少年の生活と意識に関する調査｣の概要
あとがき／文献一覧／事項索引／人名索引
内容説明
権威主義的性格（＝自己‐指令的志向性）は、意識論と「構造」論・「古典」理論と計量研究・社会意識の伝統性と階層性…という、複数の視座が交錯する位置にある概念である。本書ではこの基軸を扱いながら、現代日本の社会意識論に対して、「階層意識は本当に社会階層によって形成されるのか？」、「出身階層や両親は社会的態度形成に関与するのか？」という問いを投げかけていく。この二つの問いの共通解は、他ならぬ学校教育が握っているのである。
目次
序章 社会意識論再考
第１章 社会階層と階層意識
第２章 階層意識の研究と自己‐指令性
第３章 「見かけ上」の階層意識
第４章 権威主義的態度と環境保護意識、ヘルス・コンシャス
第５章 職業階層は社会意識の差異化要因か？
第６章 青少年の社会的態度の形成過程の分析枠組
第７章 社会的態度の世代間関係
第８章 社会的態度の形成要因
第９章 社会的態度の形成過程
第１０章 言語資本による文化的再生産
第１１章 学校教育と戦後日本の社会意識の民主化
終章 現代日本の社会意識論の磁界
補遺 「青少年の生活と意識に関する調査」の概要
