出版社内容情報
【内容】
社会科学の文脈の中で国際関係論の全面的な再検討を試みた野心的労作。欧米の主要学説の流れを系統的に跡づけ,戦後の歴史的全体図を俯瞰し,そのあるべきに新たなパラダイムを示唆。
【目次】
日本語版への序文
はしがき
第一章 序論――「国際的なもの」の意味と関連性
第二章 処理論の相剋
第三章 不可避の遭遇――史的唯物論と国際関係論
第四章 国際関係論における国家と社会
第五章 同質なものとしての国際社会
第六章 「六番目の大国」――革命と国際システム
第七章 国際関係論の隠された主題――女性と国際領域
第八章 体制間抗争――冷戦の事例
第九章 一方だけの崩壊――ソ連と国家間競争
第十章 国際関係論と「歴史の終焉」論
第十一章 結論――国際関係論の将来
訳者あとがき
人名/事項索引
内容説明
今日、国際関係論は二つの危険―理論的省察を欠いた単なる事実の記述に終わる危険、歴史的検証を経ずに理論化を図る危険―に晒されている。本書は、この危険を避けるべく社会科学の文脈の中で国際関係論の全面的な再検討を試みた野心的労作。欧米の主要学説の流れを系統的に跡付け、戦後の国際関係論全体を歴史的に俯瞰するとともに、国際関係論のあるべき新たなパラダイムを示唆する。
目次
第1章 序論―「国際的なもの」の意味と関連性
第2章 諸理論の相剋
第3章 不可避の遭遇―史的唯物論と国際関係論
第4章 国際関係論における国家と社会
第5章 同質なものとしての国際社会
第6章 「六番目の大国」―革命と国際システム
第7章 国際関係論の隠された主題―女性と国際領域
第8章 体制間抗争―冷戦の事例
第9章 一方だけの崩壊―ソ連と国家間競争
第10章 国際関係論と「歴史の終焉」論
第11章 結論―国際関係論の将来