出版社内容情報
【内容】
近代組織の二つの原則,<官僚制>と<合議制>の西欧社会での形成過程と,現実の組織のなかでどのような相互作用を行うか,ウェーバーのプロテスタント・テーゼの再検討を通して分析。
【目次】
まえがき
序章 官僚制とアソシエーション
第1部 社会的規律化
第1章 近代組織規律の構造
第2章 規律化と近代国家の形成
第2部 近代アソシエーションの形成
第3章 セルクル―19世紀のアソシエーション―
第4章 民衆アソシエーションと民衆行動
第3部 官僚制と合議制
第5章 合議による意思決定と組織構造
第6章 パーソンズの合議制的アソシエーション論
終章 組織概念再考
あとがき
引用文献一覧
人名索引/事項索引
内容説明
近代組織の2つの原則、「官僚制」と「合議制」は基本的に対立しながらも、緊張関係をたもちながら併存している。本書は、この2つの原則が西欧社会で歴史的に形成される過程と、現実の組織のなかで両者がどのような相互作用をおこなうかを、ウェーバーのプロテスタント・テーゼの再検討を通して分析する。
目次
序章 官僚制とアソシエーション
第1章 近代組織規律の構造
第2章 規律化と近代国家の形成
第3章 セルクル―19世紀のアソシエーション
第4章 民衆アソシエーションと民衆行動
第5章 合議による意思決定と組織構造
第6章 パーソンズの合議制的アソシエーション論
終章 組織概念再考
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
富士さん
3
学部時代から何度も読んだのですが、精読してやっと先生が結構いいと思うと言われていた意味が分かった気がしました。本書は、強制か合意かに分かれがちな組織論を、その間のどこかに位置を取るのがものであるという形で統合を狙った意欲作だと思います。小さな合意組織が大きくなると官僚制化するのと同時に、巨大な官僚組織の中では小さな合意組織が生まれ、公式の権力のヒエラルキーを乱すものであるという実情には注目すべきです。それにしても、慣れた社会学者ならもっとらしいモデルを作ることなんて簡単と言ってのける先生、ロックだわ。2019/10/22
枕流だった人
0
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