出版社内容情報
【内容】
日本の資金循環計量モデルを構築し実証分析することにより,その特殊性と普遍性を解明するとともに,この分析手法を応用し,中国における資金循環分析の道を切り拓く。
【目次】
はしがき
第1章 資金循環分析の沿革
1 資金循環分析の沿革
2 資金循環分析のパターンとその表の種類
3 SNAにおける資金循環勘定と他統計勘定との構造
4 資金循環分析の有用性と諸問題
第2章 日本経済におけるマネーフローの統計検証
1 マネーサプライの変化と実物経済の関係
2 利子率の推移(金融政策の検討)
3 非金融部門におけるマネーフローの変動
第3章 資金循環分析の理論モデル
1 資金循環分析に関する諸理論問題
2 資金循環分析モデルの理論構成
第4章 日本の資金循環に関する実証分析(1)
――貨幣市場の需給関係を中心として――
1 資金循環計量モデルのねらい
2 現預金部門別の推計
3 貨幣需給市場の計量分析
4 計量分析による結論
第5章 日本の資金循環に関する実証分析(2)
――債券市場の変動および政策意義を中心として――
1 債権市場の構造変化
2 債権市場部門別の計量分析
3 国債流通市場の計量分析
4 分析の結論
第6章 日本の資金循環に関する実証分析(3)
――貸出市場の構造変化を中心として――
1 部門別の資金循環の構造変化
2 貸出市場の計量モデル
3 貸出市場の計量分析
4 分析の結論
5 資金循環モデルの計測結果による結論
第7章 中国における資金循環分析の展開
1 中国において参考とすべき諸点
2 中国における資金循環分析の理論的問題
3 中国における資金循環表の作成
第8章 中国経済の資金循環
1 経済改革の背景
2 中日金融構造の比較分析
3 金融経済と実物経済の構造変化
4 資金調達・運用の構造分析
5 中国の資金循環の問題点と展望
おわりに
変数記号表
参考文献
人名・事項索引
内容説明
資金循環は、国民経済という身体における血液の流れにたとえられる。本書では、資金循環分析の研究史をふまえて、日本の資金循環計量モデルを構築し実証分析することにより、その特殊性と普遍性を解明するとともに、この分析手法を応用し、中国における資金循環分析の道を切り開く。実証分析を通じて、資金循環分析の理論および応用手法の向上をめざす書である。
目次
第1章 資金循環分析の沿革
第2章 日本経済におけるマネーフローの統計検証
第3章 資金循環分析の理論モデル
第4章 日本の資金循環に関する実証分析(1)貨幣市場の需給関係を中心として
第5章 日本の資金循環に関する実証分析(2)債券市場の変動および政策意義を中心として
第6章 日本の資金循環に関する実証分析(3)貨出市場の構造変化を中心として
第7章 中国における資金循環分析の展開
第8章 中国経済の資金循環