出版社内容情報
【内容】
吉田民人理論を中心とする「自己組織性」の理論とはいかなるものか--組織論,システム論,科学史,ポスト・モダン,ウェーバー,マルクスなど現代を代表する様々な観点から総合的に解明。
【目次】
第1部 システム・情報・自己組織性
-知の情報論的転回-
公開シンポジウム
講演 システム・情報・自己組織性-知の情報論的転回
参考資料1 シンポジウム・レジュメ
基調報告 システム・情報・自己組織性-知の情報論的転回
参考資料2 シンポジウム補論
要旨資料 法則科学とプログラム科学-知の「情報論的転回」の一環
第2部 自己組織性とはなにか
第1章 自己組織性とポスト・モダン
1 市場社会の変化
2 「複雑性」と「新しい科学」
3 構造-機能主義からの脱出
4 「行為」と「構造」
5 市場経済の自己組織化
第2章 自己組織性とウェーバー理解社会学
-社会科学にとって「法則」とはなにか
1 社会科学の「法則」
2 情報学的自己組織理論における「法則」と「規則」
3 ウェーバー理解社会学における「規則」と「理念型」
4 社会現象における「規則」の進化
第3章 自己組織理論とマルクス派社会経済学
1 接点としての物神性論
2 マルクス派社会経済学から見た問題状況
3 資本制商品経済における物神性
4 物神性論の再構築が示唆するもの
第4章 自己組織理論の現段階
-パラダイム転換をめざして
1 吉田理論をシステム科学の現状から解釈する
2 「非・情報的」自己組織性の最先端
-プリコジン=ハーケン流の自己組織系とカオス系
3 自己組織系から複雑系へ
4 カオス辺縁とリゾーム
5 情報論パラダイムの相対化
第5章 社会科学史の中の「混沌と秩序」
1 機械と生命
2 ニュートンの「機械仕掛けの宇宙」とモダニティ
3 ニュートン主義の「迷宮としての宇宙」
4 隠されたものから直接性へ
第6章 社会変動と自己組織性
-現代日本における組織化の諸形態
1 公式セクターと非公式セクター
2 宗教
3 医療
4 政治
5 産業・労働
6 理論的総括
内容説明
吉田民人の理論を中心とする「自己組織性」の理論とはいかなるものか―組織論、システム論、科学史、ポスト・モダン、ウェーバー、マルクスなど現代を代表するさまざまな観点・立場から総合的に解明する。
目次
第1部 システム・情報・自己組織性(公開シンポジウム;参考資料―シンポジウム・レジュメ;参考資料―シンポジウム補論)
第2部 自己組織性とはなにか(自己組織性とポスト・モダン;自己組織性とウェーバー理解社会学;自己組織理論とマルクス派社会経済学;自己組織理論の現段階;社会科学史の中の「混沌と秩序」;社会変動と自己組織性)