近代日本の食糧政策―対外依存米穀供給構造の変容

近代日本の食糧政策―対外依存米穀供給構造の変容

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  • サイズ A5判/ページ数 338,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623023745
  • NDC分類 611.31
  • Cコード C3033

出版社内容情報

【内容】
第一次大戦末に輸入が途絶えようとしたとき,米価は暴騰し米騒動が起こり,輸入を前提とする食糧政策は植民地米移入に依存した自給政策へと転換する。コメ不足時代の食糧政策史を解明。

【目次】
序章 課題と方法

第一章 食糧問題の発生
第一節 米穀輸出の展開
第二節 米穀輸入の拡大

第二章 食糧政策の形成と植民地米――日露戦後期
第一節 日露戦後の食糧問題
第二節 植民地米供給の限界
第三節 米穀輸移入関税政策の展開

第三章 食糧問題の変貌と外米依存政策の破綻――第一次大戦期
第一節 大戦勃発と食糧問題
第二節 食糧問題の深刻化
第三節 外米依存政策の破綻

第四章 食糧「自給」政策の展開――一九二〇年代
第一節 米騒動後の食糧政策
第二節 食糧「自給」課題の再現
第三節 農林省の成立と米価維持
第四節 食糧「自給」政策の再編・確立と米穀法
第五節 食糧「自給」の達成と米価の動向

第五章 食糧「自給」政策の限界――大恐慌期
第一節 食糧「自給」政策の後退
第二節 食糧問題の「消滅」
第三節 食糧政策の「分裂」
第四節 戦時初期の食糧需給と米価政策

終章 総括と展望

内容説明

20世紀初頭、日本の食糧不足は深刻化し、米穀輸入量は膨れ上がった。第一次大戦末に輸入が途絶えようとしたとき、米価は暴騰し米騒動が起こり、輸入を前提とする食糧政策は植民地米移入に依存した自給政策へと転換する。対外依存に立脚した食糧政策の展開を実証的に解明する。

目次

第1章 食糧問題の発生
第2章 食糧政策の形成と植民地米―日露戦後期
第3章 食糧問題の変貌と外米依存政策の破綻―第一次大戦期
第4章 食糧「自給」政策の展開―1920年代
第5章 食糧「自給」政策の限界―大恐慌期

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