出版社内容情報
【内容】
M.ウェーバーの近代資本主義論を全く新たな視点から再構築し,近代をつくりだした個人-組織-社会の無限のダイナミクスを見いだしてゆく。平成七年度組織学会賞(高宮賞)受賞。
【目次】
序章 〈近代〉を語る地平線――主題と方法と構成
一 近代そして日本近代
二 方法論的基礎づけ:理解社会学の転換
三 本書の構成
第1部 近代の「起源」へ
第一章 プロテスタンティズムは資本主義をうんだか
――近代と資本主義をめぐる問題系
一 近代資本主義への問い
二 近代を創出した「装置」
三 プロテスタンティズムの倫理と近代資本主義
第二章 ゼクテの論理と近代社会
――コルプスからコーポレーションへ
一 会社をうんだ社会/社会をうんだ会社
二 ピューリタニズムの不連続面
三 契約神学の社会
四 「最初の」近代社会
第三章 近代社会とホッブス問題
――近代のダイナミクス
一 解かれざる「問い」
二 近代の歴史的変遷
三 西欧近代の無限運動
第2部 日本的近代の地平
第四章 個体的戦闘者と「自由」
――「日本的」社会の誕生
一 「意地」と「法」
二 合理的組織のメカニズム
三 近世社会の転換
四 日本的社会の成立
第五章 「私」的個人の社会
――日本近代の軌跡
一 西欧近代との出会い
二 四つの社会論理
三 「私」と「公」の円環
四 日本近代の個人/組織/社会
第六章 日本的社会の終焉
――戦後社会とその現在
一 「戦後」:第二の円環
二 旋回
三 新たなシステムへの模索
終章 終わりと始まり
――二一世紀近代の地平
一 近代の旅路
二 二一世紀近代への跳躍
三 社会科学と日本
内容説明
なぜ近代社会は「脱近代」を語るのか。M.ウェーバーの近代資本主義論を全く新たな視点から再構築し、近代をつくりだした個人―組織―社会の無限のダイナミクスを見いだしてゆく。そこから西欧と日本それぞれがたどった近代の軌跡を解明し、二一世紀型近代社会の行程まで展望する。
目次
序章 〈近代〉を語る地平線―主題と方法と構成
第1部 近代の「起源」へ(プロテスタンティズムは資本主義をうんだか―近代と資本主義をめぐる問題系;ゼクテの論理と近代社会―コルプスからコーポレーションへ;近代社会とホッブス問題―近代のダイナミクス)
第2部 日本的近代の地平(個体的戦闘者と「自由」―「日本的」社会の誕生;「私」的個人の社会―日本近代の軌跡;日本的社会の終焉―戦後社会とその現在)
終章 終わりと始まり―二一世紀近代の地平
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ぽん教授(非実在系)
ぷほは
よこづな
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Max Brown