近代・組織・資本主義―日本と西欧における近代の地平

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近代・組織・資本主義―日本と西欧における近代の地平

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  • サイズ A5判/ページ数 336,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623023387
  • NDC分類 362.06
  • Cコード C3036

出版社内容情報

【内容】
M.ウェーバーの近代資本主義論を全く新たな視点から再構築し,近代をつくりだした個人-組織-社会の無限のダイナミクスを見いだしてゆく。平成七年度組織学会賞(高宮賞)受賞。

【目次】
序章 〈近代〉を語る地平線――主題と方法と構成
一 近代そして日本近代
二 方法論的基礎づけ:理解社会学の転換
三 本書の構成

 第1部 近代の「起源」へ
第一章 プロテスタンティズムは資本主義をうんだか
 ――近代と資本主義をめぐる問題系
一 近代資本主義への問い
二 近代を創出した「装置」
三 プロテスタンティズムの倫理と近代資本主義
第二章 ゼクテの論理と近代社会
 ――コルプスからコーポレーションへ
一 会社をうんだ社会/社会をうんだ会社
二 ピューリタニズムの不連続面
三 契約神学の社会
四 「最初の」近代社会
第三章 近代社会とホッブス問題
 ――近代のダイナミクス
一 解かれざる「問い」
二 近代の歴史的変遷
三 西欧近代の無限運動

 第2部 日本的近代の地平
第四章 個体的戦闘者と「自由」
 ――「日本的」社会の誕生
一 「意地」と「法」
二 合理的組織のメカニズム
三 近世社会の転換
四 日本的社会の成立
第五章 「私」的個人の社会
 ――日本近代の軌跡
一 西欧近代との出会い
二 四つの社会論理
三 「私」と「公」の円環
四 日本近代の個人/組織/社会
第六章 日本的社会の終焉 
 ――戦後社会とその現在
一 「戦後」:第二の円環
二 旋回
三 新たなシステムへの模索
終章 終わりと始まり
 ――二一世紀近代の地平
一 近代の旅路
二 二一世紀近代への跳躍
三 社会科学と日本

内容説明

なぜ近代社会は「脱近代」を語るのか。M.ウェーバーの近代資本主義論を全く新たな視点から再構築し、近代をつくりだした個人―組織―社会の無限のダイナミクスを見いだしてゆく。そこから西欧と日本それぞれがたどった近代の軌跡を解明し、二一世紀型近代社会の行程まで展望する。

目次

序章 〈近代〉を語る地平線―主題と方法と構成
第1部 近代の「起源」へ(プロテスタンティズムは資本主義をうんだか―近代と資本主義をめぐる問題系;ゼクテの論理と近代社会―コルプスからコーポレーションへ;近代社会とホッブス問題―近代のダイナミクス)
第2部 日本的近代の地平(個体的戦闘者と「自由」―「日本的」社会の誕生;「私」的個人の社会―日本近代の軌跡;日本的社会の終焉―戦後社会とその現在)
終章 終わりと始まり―二一世紀近代の地平

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぽん教授(非実在系)

3
著者の博論をベースに93年に出版された古い本であるが、最後の章は令和の世の混乱を見事に当てており、その根幹を明晰に分析する際に非常に役立つ。西洋の近代と日本の近代の相違を明らかにする点でも役立つため、空気論などとも相性が良いと感じる。その上でどういう社会を構築すべきか、そのために権力をデザインすべきかを考えていくきっかけとしても読むことができる。その意味ではラディカルながらも究極的に「東大卒の東大教授らしい」本でもあるのかもしれない。2020/11/17

ぷほは

1
不朽の名著を再読。ハッキリ言って死ぬほど多彩な論点が出てくるため何度読んでも全体像を掴みきれないが、今回はカントロヴィッチ「王の2つの身体」をめぐる議論がどのように近代社会の論理と差異化しつつ接続させているのかを確認するために主に前半部を読み込み読み込み。自然的身体/政治的身体の差異化が王の独占物とされる流れから、『リヴァイアサン』が政治理論でありながら身体論から始まる流れに、そして17世紀のニューイングランドの社団法人格の議論へ。個人・会社・社会・法の多重同心円の弧のズレがメンバーシップの範囲を決める。2017/08/03

よこづな

1
自由意思でました。ピューリタンやるのが運命か。2009/11/09

fi_mod11

0
ちゃんと読んだらおもしろいんだろうけど、なにせ時間が無かった。1章だけは精読してレポート書きました。2012/09/25

Max Brown

0
本書では、マックス・ヴェーバーの宗教社会学における近代化論が批判的に吟味し直されており、佐藤氏は、組織という媒介に着目することで、ヴェーバーの議論の問題点をブリリアントに解決する。さらに、新たに踏まえ直した西欧の近代化原理を日本にも当てはめ、比較的に考察することによって、日本における近代化の地平も明らかにしようとする意欲作。論点が明確に整理されているだけでなく、筆者の独創性も光り、さらに分かりやすい文体で素晴らしい仕事。2012/04/17

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