出版社内容情報
【内容】
ベル・システムの1876～1920年にいたる歴史を対象に，一次資料を読み解くなかで内在的に分析し，今日の労務管理を成り立たせ支えている条件とはなにかを探ろうとする力作。
【目次】
序章 労務管理史における「個別」事例研究の役割
１ 「批判的」労務管理研究の回顧と反省
２ 「個別」事例（史）研究のための方法論
３ ベル・システム労務管理史研究の今日的意義
アメリカ労務管理（史）研究の主要業績一覧
第１章 草創期電話産業とベル社における労務処理（１８７５～１９００年）
１ ベル・システムの起源とその「原型」組織の成立
２ １９００年以前のＢＯＣｓにおける労務処理
３ 草創期電話産業における労働運動とベル電話事業
第２章 電話需要の拡大と通話交換の技術的発展（１９０１～１９０６年）
１ 電話会社の乱立と全国的電話網の形成
２ 通話交換における技術革新と交換労働の変貌
第３章 ヴェイルによる経営革新と労務管理の近代化（１９０７～１９１７年）
１ ベル・システムによる電話産業の再独占化過程
２ ベル・システム労務職能の整備とその内実
３ １社独占体制の成立とベル労使関係の動揺
第４章 戦時労使関係とベル労務管理の成立（１９１８～１９２３年）
１ 政府通信事業統制とＡＴ＆Ｔの対応
２ 政府通信統制下におけるベル労使の対立状況
３ 労働運動の高揚と労務管理の近代化
第５章 近代的労務管理機構の構造的特質
１ 新たな統一的労務理念の形成と実現
２ 組合不在体制化でのベル労働者の状態
終章 総括と若干の展望
付録
資料Ａ ベル・システム経営関連数値の推移（１８７６～１９３５年）
Ｂ ベル・システム年金制度の主要条項
Ｃ アメリカ電話電信会社長距離回線部門従業員協会規約
ベル・システム労務管理発展史研究に関する参考文献
ベル・システム労使関係史年表（１８７５～１９２３年）
内容説明
本書は、ベル・システムの１８７６～１９２０年にいたる歴史を対象に、今日の労務管理を成り立たせ支えている条件とはなにかを探ろうとする力作である。
目次
序章 労務管理史における「個別」事例研究の役割
第１章 草創期電話産業とベル社における労務管理
第２章 電話需要の拡大と通話交換の技術的発展
第３章 ヴェイルによる経営革新と労務管理の近代化
第４章 戦時労使関係とベル労務管理の成立
第５章 近代的労務管理機構の構造的特質
終章 総括と若干の展望
