出版社内容情報
【内容】
経済学における新古典派の創始者であり,現代経済学の礎をきずいたアルフレッド・マーシャルの壮大な経済学体系の形成と展開およびその現代的意義を,主著『経済学原理』を中心に諸業績の内在的分析を通して概説する。
【目次】
序章 経済学史上のマーシャル
第1章 マーシャル経済学の生成
1 『経済学原理』の経済学史上の地位
2 マーシャルの「徒弟時代」
3 ブリストル時代と『産業経済学』
4 ケンブリッジへの帰還と『経済学の現状』
5 「経済学革新」への途――『原理』出版に向かって
6 『原理』に残されたもの
第2章 進化論的経済学の範囲――未完の体系
1 進化論的経済学とは
2 公刊された三大著作
3 経済進化の議論
4 進化論的経済学の範囲
第3章 「生活基準」の経済学
1 『原理』における労働者像
2 国民所得の分配と労働者
3 マーシャルの教育論
4 マーシャルの階級論
5 マーシャルの労働者観
第4章 生産要素論
1 『原理』第4編の構成
2 土地と収穫逓減法則
3 人口論
4 冨の成長
第5章 産業組織論
1 マーシャルのいう「産業組織」
2 分化と総合
3 分業と機械化
4 局地化と大規模生産
5 企業者機能
6 複合的準地代
第6章 価格理論の視座
1 『原理』第5編の形成
2 『原理』第5編の構成
3 競争と収穫逓増をめぐる「マーシャルの問題」
4 不完全競争理論の形成
第7章 有機的成長論
1 『原理』第6編の課題
2 経済成長論の数学的基礎
3 有機的成長における中心概念
4 成長と分配
5 「経済的自由」の問題
第8章 貿易理論・貿易政策論
1 外国貿易の純粋理論
2 関税改革構想への批判
3 自由貿易政策
4 イギリスの産業上の主導権
内容説明
経済学における新古典派(ケンブリッジ学派)の創始者であり、現代経済学の礎をきずいたアルフレッド・マーシャルの壮大な経済学体系の形成と展開を、彼の主著『経済学原理』を中心に諸業績の内在的分析を通して概説する。本書はマーシャル『原理』刊行百年を記念して企画された書き下ろし論集。
目次
序章 経済学史上のマーシャル
第1章 マーシャル経済学の生成
第2章 進化論的経済学の範囲―未完の体系
第3章 「生活基準」の経済学
第4章 生産要素論
第5章 産業組織論
第6章 価格理論の視座
第7章 有機的成長論
第8章 貿易理論・貿易政策論
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