内容説明
「自分探し」に答えはあるのか?西田幾多郎、フランクル、フロム、東井義雄、金子みすゞ、禅仏教…。古今東西の人物・思想をたどりつつ、現代の精神状況を考察し、自己をめぐる根底的な問題を明らかにする。
目次
第1章 自分は自分ではない―自分の普遍性(自分の空間的普遍性;自分の時間的普遍性 ほか)
第2章 自分は自分である―自分の個別性(自分の心身の個別性;自分の存在の個別性)
第3章 自分は自分ではない、故に自分である―自分の普遍性即個別性(織られざる自分;“自分”ということ―「自覚」について)
第4章 “自分”はどこから来てどこへ行くか(「千の風になって」;“自分”は無に帰するか ほか)
著者等紹介
山田邦男[ヤマダクニオ]
1941年大阪市に生まれる。1968年京都大学教育学研究科博士課程中退。大阪府立大学教授を経て、大阪府立大学名誉教授・羽衣国際大学特任教授。専攻は人間学・人間形成論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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