骨食い太郎―骨が溶ける難病とガンの克服を描いた童話と手記

松下 かつとし【著】/鈴木 靖将【絵】

ミネルヴァ書房（1990/06発売）

• サイズ B6判／ページ数 156p／高さ 20X14cm
• 商品コード 9784623020065
• NDC分類 916
• Cコード C0095

出版社内容情報

【内容】
医者がさじを投げる病魔にも弱点があった！　全身の骨の溶解と激痛，難聴，血液のガン，右腕切断…次々と障害が襲っても，笑顔をたやさぬ不思議な男。その30年間の闘病記。

【目次】
骨食い太郎とチョロマツのこんくらべ
１　「骨食い太郎」との出会い
２　右腕の骨も食われて
３　自分にできる仕事を求めて
４　ついに脚や胸も・・・
５　古本百円の縁
６　歩行訓練にいどむ
７　新薬あらわる
８　もう一つの新薬
９　関西にもどって
10　「骨食い太郎」と名づけて
11　人の輪をひろげながら
12　妻・三恵好と巡り合って
13　「オー、ミラクル」
14　たとえ右腕を失おうとも
15　骨食い一族よ、静かに眠れ

内容説明

全身の骨の溶解と激痛、難聴、血液のガン、右腕切断…。次から次へと障害が襲いかかっても、笑顔をたやさず、むしろ心配する周囲を明るく元気にさせてしまう不思議な男がいる。３０年間の闘病生活の中でつかんだ、難病に打ち克つ知恵とは何か。

目次

骨食い太郎とチョロマツのこんくらべ
１　「骨食い太郎」との出会い
２　右腕の骨も食われて
３　自分にできる仕事を求めて
４　ついに脚や胸も
５　古本百円の縁
６　歩行訓練にいどむ
７　新薬あらわる
８　もう一つの新薬
９　関西にもどって
１０　「骨食い太郎」と名づけて
１１　人の輪を広げながら
１２　妻・三恵好と巡り合って
１３　「オー、ミラクル」
１４　たとえ右腕を失おうとも
１５　骨食い一族よ、静かに眠れ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[piyo]

骨溶解性悪性血管腫＝「全身の骨が溶ける」こんな病気があることを初めて知った。世界に十人しか患者がいないといわれている難病で、日本ではただ一人とか。著者はこの病をひきおこすものを「骨食い太郎」と名づけている。読んでいると、骨食い太郎が「これでもか、これでもか」と攻撃してきて、著者の体に異変を起こす。しかし、著者はけっして骨食い太郎に屈しない。みなぎる生の力に圧倒される。

2008/10/30