出版社内容情報
【内容】
戦前日本の米価政策について，これまで埋もれていた膨大な各種調査会の議事録を発掘し，地主，ブルジョア，米穀商人，植民地勢力などの利害を具体的にみながら，天皇制官僚の基本的立場を分析した本格的研究書。
【目次】
序論
第一章 日露戦争後の米価政策
第一節 米穀関税論争
一 第二十二～第二十六帝国会議での論争と帰結
二 第二十七～第三十一帝国会議での論争と帰結
第二節 米価調節調査会における論争
一 米価調節調査会設立前夜の諸階級の動向と天皇制官僚の立場
二 米価調節調査会における論争と帰結
第二章 第一次大戦後の米価政策
第一節 寺内内閣の米価政策
第二節 原内閣の食糧・米価政策
一 原内閣の応急的米価政策
二 原内閣の恒久的食糧・米価政策
第三章 昭和農業恐慌下の米価政策
第一節 昭和初期の米価政策
一 米穀調査界設立前夜の諸階級・諸勢力の動向
二 米穀調査会における論争と帰結
第二節 昭和農業恐慌下の米価政策
一 斎藤内閣の応急的米価政策
二 斎藤内閣の恒久的米価政策
第三節 昭和農業恐慌下の米価政策の転換
一 米穀対策調査会設立前夜の諸階級・諸勢力の動向と政府・官僚の態度
二 米穀対策調査会における論争と帰結
第四章 戦時体制下の米価政策
第一節 米穀配給統制法の制定
一 米穀配給調整協議会における論争と帰結
二 米穀配給新機構調査委員会における論争と帰結
第二節 食糧管理法の制定
一 戦時食糧問題と米穀政策
二 米穀の国家管理の断行と地主制への影響
内容説明
日露戦後の米穀関税論争から第二次大戦下の食糧管理制度の成立まで、戦前日本の米価政策の変遷について、これまで埋もれていた膨大な各種調査会の議事録など具体的資料を駆使して考察する。
目次
序論
第１章 日露戦争後の米価政策（米穀関税論争；米価調節調査会における論争）
第２章 第一次戦後の米価政策（寺内内閣の米価政策；原内閣の食糧・米価政策）
第３章 昭和農業恐慌下の米価政策（昭和初期の米価政策；昭和農業恐慌下の米価政策；昭和農業恐慌下の米価政策の転換）
第４章 戦時体制下の米価政策（米穀配給統制法の制定；食糧管理法の制定）
-
- 和書
- 自分詩 - 句集
