出版社内容情報
【内容】
高校中退,シングルライフ,フリーアルバイター,高齢離婚の増加,球団をクビになったバース,アグネスの子連れ出勤など,現代の日本に生きる人々に起こる様々な出来事を社会学の新しい概念「ライフコース」によって解説する。
【目次】
内容説明
うなぎ上りにふえていく登校拒否・非行、中学・高校で学校からドロップする青少年、留学・復学・結婚に憧れる親掛り自立志向のOL群、シングルライフにDINKS、子育てと自己実現の間でゆれる母親たち、長時間労働で企業戦士と化す若・中高年男性、そして中・高年齢離婚の増加と老婚…。現代社会に生きる人々に起こる様々な出来事は、既成の社会学では説明できない部分がふえてきている。日本人の生活、一生は、前の世代と同じことをくり返している(ライフサイクル)とは、もはや言えないのである。
目次
現代の乳幼児とその親たち―母子関係の神話と現実(母子関係の神話;母と子のきずな;母と子を支えるもの;母子神話と近代家族)
「少年期」から「青年期」へ(「青年期」という過渡期の発明;学校教育システムと「青少年の健全育成」;青少年期の健全な成長のゆくえ)
中年男性の生活と生き方(中年期とは男性にとって何なのか;中年の戦後史;会社人間はこうしてつくられた)
中高年女性の生き方と病理(人生の一段階としての中高年女性;協同型家族と中高年女性;分業型家族と中高年女性)
老年期の生活(老年期をめぐる問題;老年期の役割変化;老年期の家族関係)
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