出版社内容情報
【内容】
GHQによって前近代的組織として禁止され,講和後あたらしく成立してくる地域住民組織を,東京・大阪・横浜を事例として分析し,「戦後民主主義における主体的なるもの」を描き出している。
【目次】
序 章 本書の問題意識と構成
第1章 GHQの町内会認識
はじめに
一 OSSの町内会認識
二 GHQの町内会認識
むすびにかえて-“断絶”と“連続”の間
第2章 東京における「新」町内会の叢生過程と活動の実態
はじめに
一 敗戦前夜の地域住民生活
二 占領体制の確立と「新」町内会の叢生過程
三 占領体制下の地域住民生活(1)-日本橋二丁目通町会の活動の実態に即して-
四 占領体制下の地域住民生活(2)-郊外地区赤羽郷運営協議会の活動の実態に即して-
むすびにかえて
資料 終戦直後の東京における町内会
第3章 大阪における日本赤十字奉仕団の成立過程
はじめに
一 日本赤十字奉仕団の制度的枠組
二 大阪における日本赤十字奉仕団の成立過程
むすびにかえて
補論1 草創期における日本赤十字奉仕団の活動の一齣-日赤大阪府支部奉仕課『農繁保育所関係書類』(昭和二六年度)-
補論2 大阪市地域振興会-転換期の実相-
第4章 横浜における弘報委員会の創設過程
はじめに
一 戦前横浜における町内会の展開過程
二 GHQと民間報道活動
三 横浜における弘報委員会の創設過程
四 弘報委員会と町内会の間
むすびにかえて
第5章 横浜における弘報委員会の再編過程-一 素 描-
はじめに
一 「講和」前後における町内会の動向
二 弘報委員会の再編過程(1)
三 弘報委員会の再編過程(2)-富岡地区弘報委員会の場合-
むすびにかえて
おわりに
内容説明
本書では、町内会・自治会の戦後的再編の起点を成すと考えられる占領期の動向について取り扱うことにする。
目次
序章 本書の問題意識と構成 第1章 GHQの町内会認識
第2章 東京における「新」町内会の叢生過程と活動の実態
第3章 大阪における日本赤十字奉仕団の成立過程
第4章 横浜における弘報委員会の創設過程
第5章 横浜における弘報委員会の再編過程
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