内容説明
SDIに賛同する者も反対する者も、これは巨大な賭けだという点で一致している。いつか議会の公的聴聞会でこの驚くべき事業の歴史が明確になり、強力な産業‐政治複合体がSDI推進に果した役割やアメリカ経済への影響が、天文学的費用とともに明白になろう。しかし権威ある本書は、この物語の要約版を今から示してくれる。
目次
第1章 レーガンのSDI構想
第2章 宇宙基地からの対ミサイル防衛
第3章 戦略防衛のお値段は
第4章 契約獲得の競争
第5章 SDI契約企業上位10社の群像
第6章 学界の動員めざして
第7章 予算の分捕り競争―そのツケは、誰が払うか
第8章 技術のルネッサンスか、頭脳の無駄使いか
第9章 ソ連の戦略防衛計画―米国より10年の遅れ
第10章 SDIへのソ連の対応―新たな核軍拡へ
第11章 スターウォーズのゆくえ