出版社内容情報
【内容】
本書は,シカゴ学派をとりまく都市社会学理論の系譜をさまざまな視点からたどり直し,今日,危機に直面しているといわれる「都市社会学理論」に新しい発展のみちすじを与えようとした。
【目次】
内容説明
60年代以降わが国における、急速かつ大規模な都市化社会の出現は、従来の都市社会学研究に、根元的なパラダイム転換を迫っている。本書は、今日まで認識と理論の中心に位置してきた、古典的シカゴ学派の理論と方法を吟味し直し、新たな現象把握のための、都市社会学理論構築への道すじを示す。
目次
1 総説(シカゴ学派の衰退と再生;シカゴ学派の都市研究動向―人間生態学を中心に)
2 考察(シカゴ学派の形成とその第一世代;古典生態学の都市理論;都市研究の源流―シカゴ・ソシオロジー再考)
3 応答(「異端の都市社会学者」たちからみたシカゴ学派;都市社会論の国家論的位相―「新しい都市社会学」をめぐって;アーバニゼイションの理論的問題)
4 展開(コミュニティ研究とシステム論;都市的生活様式論序説)