感想・レビュー
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竹園和明
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【超個人的読書本】私の母の実家がある福島県郡山市三穂田町の、町村合併の遥か昔、江戸時代半ば~明治時代初期、下守屋村・富岡村…と言っていた頃の人々の暮らしぶりが書かれていたので読みました。冷害や旱魃に悩まされ、村民が著しく減少した時期もあった。特に天保の大飢饉の時は作物が穫れず、道端の雑草などを食べ幼児を生かす代わりに老人が次々と亡くなって行ったとの記述に愕然としました。そんなかつての人々の暮らしの延長が今日に至っている事を考えると、今の時代がいかに恵まれているかを痛感しました。2018/02/16