出版社内容情報
【内容】
臨調行革の系に包絡された在宅福祉論の系をたどるか，ノーマライゼーション思想の日本的定着の系をたどるかが，いま私たちに問われている｡80年代の社会福祉の中心課題，地域福祉を構造的に掘り下げる｡
【目次】
いま地域福祉に問われているもの――序にかえて
1 地域福祉政策の動向と生活課題
第1章 わが国地域福祉政策の登場と展開
第2章 英国における地域福祉政策
第3章 生活問題と地域福祉
第4章 地域福祉と住宅問題・生活環境問題
2 地域福祉の傾向と問題点
第5章 在宅福祉中心主義と行財政
第6章 地域福祉とニーズ論
第7章 地域福祉と行政機関
第8章 地域福祉と施設の社会化
第9章 地域福祉と社会福祉協議会
3 地域福祉活動の状況(1)
第10章 大阪府下の場合
第11章 京都府下の場合
第12章 兵庫県下の場合
4 地域福祉活動の状況(2)
第13章 ヘルパーの活動状況
第14章 民生委員活動の状況
第15章 ボランティア活動の状況
5 地域福祉・在宅福祉の条件
第16章 行財政の改革
第17章 施設整備と職員の養成配置
終章 地域福祉の課題――あとがきにかえて
