出版社内容情報
【内容】
乳幼児のあそびを生活の中にどうとり戻し, そのためのあそびのあり方はどうあるべきなのか。 この本は,0歳から就学まであそびの実践13例と指導の実際をしめす。
【目次】
1 子どもの発達とあそびの指導
〇、一、二歳児のあそび
幼児期のあそびの指導
2 あそびの実践記録
◆〇歳児◆
あそびの芽を育てる
《私の工夫》三歳未満児の遊具と教材
◆一歳児◆
共感し合ってあそぼう
模倣あそび
かくれあそび
《私の工夫》保育記録のとり方
◆二歳児◆
つもりあそび
あぶくたったにえたった
《私の工夫》保育記録のとり方
◆三歳児◆
おにごっこ
あそびの発展と子ども集団
《私の工夫》環境設定について
◆四歳児◆
レイコちゃんがなわとびとべた
鉄おにごっこから手つなぎ鉄おにごっこへ
《私の工夫》「保育だより」
◆五歳児◆
ドッジボール
水あそび
あそびをゆたかにするために
《私の工夫》保育園の教材について
3 実践記録の分析
◆〇、一歳◆
あそびの指導における保育者の役割
◆二、三歳◆
年齢にふさわしいあそびを
◆四、五歳◆
ユニークで楽しくおもしろい実践とは
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう。
27
1981年初版。保育園や幼稚園におけるあそびをどのように展開していけばいいのか、実践記録をもとに考察した書です。どの子どもにも発達段階に即した働きかけを意識的に行うことによって、人間的な諸能力を獲得することができます。そのためには保育者のねらいが重要です。自由放任でも、管理主義的でも、早期教育でも、子どもの豊かなあそびは展開されません。この本は、今から40年近く前に出された本ですが、こんにちの保育者の役割を考えるうえでも重要な内容を含んでいると思いました。勉強になりました。2017/08/31