知能の誕生

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  • サイズ A5判/ページ数 537,
  • 商品コード 9784623011513
  • NDC分類 141.1

出版社内容情報

【内容】
新生児はどのような過程を経てひとになるのだろうか。 本書は,ピアジェが自分の3人の子どもたちの綿密な観察を下に,発達心理学の原点,感覚運動的知能から表象的知能への概念を確立した,発達心理学上不朽の名著である。

【目次】
序論 知能の生物学的問題
一 知能の機能的不変項と生物学的体制
二 機能的不変項と理性のカテゴリー
三 遺伝的構造と適応理論
第1部 初歩的な感覚運動的適応
第一章 第一段階:反射の行使
一 吸啜反射
二 反射の行使
三 同化:心的生活の根源的事実
第二章 第二段階:最初の獲得性適応と第一次循環反応
一 吸啜における獲得性の習慣
二 視覚
三 発声と聴覚
四 把握活動
五 最初の獲得性適応:結論
第2部 意図的な感覚運動的適応
第三章 第三段階:《第二次循環反応》および《興味ある光景を持続させる手法》
一 《第二次循環反応》1 観察例、ならびに再生的同化について
二 《第二次循環反応》2 シェマの調節と体制化について
三 再認的同化と意味作用の系
四 般化的同化と《興味ある光景を持続させる手法》
第四章 第四段階:第二次シェマの協応と新しい状況への適応
一 《新しい状況への既知シェマの適用》1 観察事実
二 《新しい状況への既知シェマの適用》2 考察
三 可動的シェマにおける同化、調節、体制化
四 指標の再認、予見への利用
五 新しい対象や現象の探索と《派生的》第二次反応
第五章 第五段階:《第三次循環反応》と《能動的実験による新しい手段の発見》
一 第三次循環反応
二 能動的実験による新しい手段の発見1 《台》、《紐》、《棒》
三 能動的実験による新しい手段の発見2 その他の例
四 能動的実験による新しい手段の発見3 結論
第六章 第六段階:心的結合による新しい手段の発明
一 観察事実
二 発明と表象
結論 《感覚運動的知能》あるいは《実用的知能》:知能の諸理論
一 連合主義的経験論
二 生気論的主知主義
三 先験論とゲシタルト心理学
四 試行錯誤の理論
五 同化の理論

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

newpapa

0
 訳者あとがきにあるように、難解な本であった。 2つの点で難しい本であった。まず、ピアジェの児童の観察描写があまりに具体的すぎて、つまりあまりに自然な子どもの動作に意味を見いだせない私には「何をあたりまえのことを」と読みながら思ってしまうのである。その結果、読み飽きる。  そして、その意味を抽象化させる過程で抽象度が上がりすぎて私にはもう太刀打ちできませんでした。  読み切ったぞ!という違う意味の達成感はありましたが。(汗)2018/02/11

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