内容説明
衝撃の女性発見、その時、新潟県警幹部はどう対処したか。九年二ヵ月に及ぶ監禁事件を通して、警察の病んだ実態を明らかにする―迷走する警察組織。
目次
第1章 接待
第2章 監禁
第3章 虚偽
第4章 批判
第5章 公判
第6章 不正
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スノーマン
26
事件そのものがショッキングすぎて、そうかそんな警察不祥事の色んな事もあったのかという感じ。接待や虚偽の記者会見も、当然批判のあることだろうけど、それよりもやはり初期捜査や途中犯人の母親からの動きを軽んじたことで、被害者の苦痛の日々が伸びたのではと腹立たしくて仕方ない。そりゃ、こういうことをした犯人が一番悪いけど、対応によってはもっと早く救えたのではないかと歯がゆくなる。2015/09/11
坊っちゃん
4
★★ 事件の全容を今更ながらに知りたくなって読んでみたが、大変困った本であった。なにせ事件の事より新潟県警の不祥事(接待麻雀等)にページを圧倒的に割いていて、冒頭から本編約200ページ中142ページまで続く。そこから約30ページを監禁事件の裁判について触れた後、そこ(170ページ)から最後まで今度は新潟県警の交通事故もみ消し事件(もはや監禁事件何の関係もない!)を書く。これじゃタイトル詐欺もいいとこだよ、毎日新聞新潟支局さん!(コメント:2019/05/11)2019/05/11
コギー
2
図書館本。新潟少女監禁事件の文献2冊目。少女保護時(加害者逮捕前)、警察庁幹部が新潟を訪れ、新潟県警本部長始め県警幹部による接待が行われていたことによる地元県警の重大な不手際があった。この本は地元の県警、裁判での関係者の発言に関することが中心。加害者自身の生い立ちや精神性に関する記述はあまりない。2024/06/28
えみる
2
警察の不祥事が大半のつまらない本だった。14階段を読んだ方が良かったかも。2016/09/10
れー
2
図書館でタイトルが見えたので借りてきた。新潟、やく10年に渡って少女が監禁されていた事件について。主たる内容はその対応における新潟県警の不祥事についてであり、私が知りたかった内容ではなかった2014/05/02