出版社内容情報
【内容】
消費者運動や住民運動と生協，日本農業の動向と農協など，現代的視点に立ちつつ，協同組合思想の形成・発展の歴史を概括し，次いで，組織原則・機能・労働問題など協同組合が当面する基本的な諸問題を検討した｡
【目次】
第一章 協同組合思想の系譜
第一節 協同思想の発生
第二節 オウエンと協同村の思想
第三節 労働者消費組合思想の系譜
第四節 労働者生産組合思想の系譜
第五節 小生産者協同組合思想の系譜
第六節 ICAの成立と協同組合原則
第七節 わが国における協同組合思想の系譜
第八節 現代社会と協同組合思想
第二章 資本主義の発達と協同組合
第一節 初期資本主義と協同組合の生成
第二節 資本主義の発展と協同組合の展開
第三節 独占段階における協同組合の展開
第三章 協同組合の原則と組織
第一節 協同組合原則の確定過程
第二節 協同組合の組織体的側面
第三節 協同組合の経営体的側面
第四節 協同組合の組織と経営における規模問題
第五節 協同組合原則と協同組合の組織体的側面との関連性
第四章 協同組合の機能
第一節 資本主義的再生産過程と協同組合
第二節 自由競争段階における協同組合の機能
第三節 独占段階における商業資本の変質
第四節 独占段階における協同組合の機能
第五章 協同組合における労働問題
第一節 課題提起
第二節 協同組合で働く労働者の地位に関する原初的問題の発生
第三節 協同組合組織の発展と労働問題の展開
