地球内生命―私たちがまだ知らない地下の異世界

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地球内生命―私たちがまだ知らない地下の異世界

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  • サイズ 46判/ページ数 268p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622098447
  • NDC分類 465
  • Cコード C0040

出版社内容情報

この地球の内部には、巨大で多様な未知の生態系がある。そこからは数百万年も分裂せずにただ存在し続けてきたもの、岩で「呼吸」するもの、私たち真核生物が出現する直前の種の子孫など、地上とはかけ離れた生物が見つかるという。そしてそれらは「生命とは何か」や「生命の起源」などの生命に関する問を投げかけてくる。深海、火山の火口近くの強酸湖、永久凍土、河口の堆積物などの微生物を探索し、生命に関する先入観を覆す書。


【目次】

はじめに
第一部 地球の内部には何がいるのか? そこまでどうたどり着くのか?
第一章 地殻の内部に《生息環境》はあるのか?
第二章 砕いて砕いて地殻の中へ
第三章 二つのDNA革命
第二部 地球内生命は私たちの基本的な生命観をどう変えるのか?
第四章 ヒトと他の植物
第五章 火山の中で生きる
第六章 岩を呼吸する
第七章 崖っぷちに生きる
第三部 地球内生命を知って、私たちは自らをどう見つめ直すのか?
第八章 不死の微生物
第九章 私たちの始まりを再考する
第一〇章 平衡は死である
第一一章 地球内生命がしてくれること
終わりに 地球内生命が照らす未来

謝辞
訳者あとがき
参考文献
索引

内容説明

私たちにとって、地下は死の世界である。しかし実際には、地下はどこまで掘り進んでも生命に満ちている。そこにいるのは微生物だ。彼らは30億年以上かけて生存の限界を探索し、多様な進化を遂げ、生命の系統樹の大半を占めるようになった。その進化の成果が地下から発見されつつある。彼らは呼吸に、酸素以外にも金・鉄・ヒ素など岩石中の20種類もの元素を利用する。いわば岩を呼吸するのだ。高温・高圧・酸性・アルカリ性の極限環境にも見事に適応している。さらには、数千~数百万年もの間、細胞分裂せず、破損した部分を補修しながらひたすら存在し続けてきた可能性のある微生物が発見されている。子孫を残さないように見えるこうした生物は、どのように進化するのだろうか?著者は熱力学的な生命の条件を念頭に置きながら、永久凍土や深海、火山湖などを掘削してきた。生存の可能性の狭間に生きるものたちを探索し、生命の限界がどこまで広がりうるかを語る書。

目次

第一部 地球の内部には何がいるのか?そこまでどうたどり着くのか?(地殻の内部に”生息環境”はあるのか?;砕いて砕いて地殻の中へ;二つのDNA革命)
第二部 地球内生命は私たちの基本的な生命観をどう変えるのか?(ヒトと他の植物;火山の中で生きる;岩を呼吸する;崖っぷちに生きる)
第三部 地球内部を知って、私たちは自らをどう見つめ直すのか?(不死の微生物;私たちの始まりを再考する;平衡は死である;地球内生命がしてくれること)

著者等紹介

ロイド,カレン・G.[ロイド,カレンG.] [Lloyd,Karen G.]
微生物学者、生物地球化学者。南カリフォルニア大学リグリー教授(地球科学、海洋・環境生物学)。熱水噴出孔、メタン湧出泉、深海堆積物、湾岸の河口域、沈み込み帯などに生息する地下の微生物群集を調査し、その生態を再現し、それらが地球の物質循環におよぼす影響を解明しようとしている。本書が初の著書

黒川耕大[クロカワコウタ]
翻訳家。金沢大学理学部地球学科卒業、同大学院自然科学研究科生命・地球学専攻修了。古生物学・地質学を学ぶ。ナショナルジオグラフィックチャンネルなどの映像翻訳を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

へろりん

1
生命観を書き換える。2026/07/11

ブネ

1
【MEMO】 私たちにとって、地下は死の世界である。しかし実際には、地下はどこまで掘り進んでも生命に満ちている。そこにいるのは微生物だ。彼らは30億年以上かけて生存の限界を探索し、多様な進化を遂げた結果、生命の系統樹の大半を占めるようになった。その進化の成果が地下から発見されつつある。 著者は熱力学的な生命の条件を念頭に置きながら、永久凍土や深海、火山湖などを掘削してきた。生存の可能性の狭間に生きるものたちを探索し、生命の限界がどこまで広がりうるかを語る書。2026/07/03

Yosuke Hosomi

0
深海、火口、地下深く……あらゆる環境に適応して住む微生物の世界を明らかにする。「地球史においては、岩を呼吸するほうが有毒な酸素を呼吸するより一般的だった可能性がある。もし硬い岩を呼吸する地球内生命が私の代わりに本書を執筆していたら、私たちが気体を呼吸していると知ってショックを受けるかもしれない」。読むにあたって、高校くらいの生物・地学・化学の知識は必要と思う。2026/07/12

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