出版社内容情報
叙述方法を思考し続ける歴史家の実践的論考集。偶然見つけた細部から出発して、闇の中で期待がもてそうな小径を一歩ずつ進んできたという、世界屈指の歴史家にして文章の名手が探究のテクニックを明かす。コンピュータが人間の記憶概念を変える現在、行間を読み、見せかけと包み隠しを見抜くには。なぜ複製はオリジナルの自由闊達を模倣できないか、など。
【目次】
前置き
第一章 記憶とグローバリゼーション
第二章 コンウォルウルスとユリ――動態的形態学の一実験
第三章 モースはなにを読んできたか、そしてどのように読まれてきたか
第四章 プルーストの読者たち
第五章 ミルチャ・エリアーデの曖昧な遺産
第六章 行間を読む、行間に書く――シュトラウス/カンティモーリ
第七章 図式、先入観念、二重盲検――一歴史家の省察
第八章 機械的痕跡――鑑定法の含意するものについて再考する
編訳者あとがき
人名索引



