出版社内容情報
岩手に移住して20年余、写真家である著者は、東北の祭礼と人々の姿にカメラを向けてきた。それは、多くの祭礼は形骸化していることを目の当たりにする旅でもあった。遠い時代から信じられてきた大いなる物語は、意味を失おうとしている。だが、今もなお変わらぬかたちで祭礼を続ける人たちがいる――死者を想い、その土地に生きる人たちの心の情景を言葉と写真で濃やかに紡ぎ出す。
【目次】
岬の光
汀の向こう
父の手のひら
母性の匂い
冬の滝へ
赤倉の人
晩秋の茅刈り――彼の生活 1
オジナオバナ
冬から春、そして夏へ――彼の生活 2
新しい土地へ――彼の生活 3
カナシイホトケ
春日祭
タコ釣りの風景
お盆の光
ろうそくの火
やまはげの夜
あたらしい糸に
内容説明
岩手に移住後、カメラを携えはじまった東北の祭礼への旅。そこで目の当たりにするのは、遠い時代の人が創り出し、信じられてきた、神々や仏を迎え送る豊穣な物語が役割を失い、消えゆこうとしている光景だった。だが、今も変わらぬかたちで祭礼を続ける人たちもいる―北辺の地で死者と共に生きてきた人びとの営み、その地で己の魂と向き合い祈る人の姿。東北の風景と人の語りが抱く死者たちを想い、今日の死生観を問う17篇。
目次
岬の光
汀の向こう
父の手のひら
母性の匂い
冬の滝へ
赤倉の人
晩秋の茅刈り―彼の生活1
オジナオバナ
冬から春、そして夏へ―彼の生活2
新しい土地へ―彼の生活3
カナシイホトケ
春日祭
タコ釣りの風景
お盆の光
ろうそくの火
やまはげの夜
あたらしい糸に
著者等紹介
奥山淳志[オクヤマアツシ]
写真家。1972年大阪生まれ、奈良育ち。京都外国語大学卒業後、東京の出版社に勤務。1998年岩手県雫石町に移住し、写真家として活動を開始。以後、東北の風土や文化を撮影し、書籍や雑誌等で発表するほか、人間の生きることをテーマにした作品制作を行う。2006年「Country Songs ここで生きている」でフォトドキュメンタリー「NIPPON」2006選出、2015年「あたらしい糸に」で第40回伊奈信男賞、2018年写真集『弁造 Benzo』(私家版)で日本写真協会賞新人賞、2019年写真集『弁造 Benzo』および写真展「庭とエスキース」(ニコンサロン)で第35回写真の町東川賞特別作家賞、2022年令和3年度 岩手県芸術選奨、2024年写真集『BENZO ESQUISSES 1920-2012』(私家版)で第32回林忠彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



