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出版社内容情報
1914年、第一次世界大戦が勃発すると、サフラジェット(戦闘的女性参政権運動家)であり医師である二人の女性がフランスへと旅立った。ルイザ・ギャレット・アンダーソンとフローラ・マレー――二人は、大戦を女性にも男性と同等の能力があることを示す好機ととらえ、女性だけの医療部隊を組織して海を渡ったのである。
二人はフランスで見事に病院を運営し、多くの負傷兵を治療してみせる。その手腕を見込んだイギリス陸軍省は、二人にロンドンで女性のみの病院を開設・運営するよう要請した。1915年、エンデルストリート陸軍病院の誕生である。
見たこともないような戦傷、戦場から持ち込まれるさまざまな感染症、迫りくる史上最悪のインフルエンザ……。そのいずれにも果敢に立ち向かい、200人におよぶ女性たちが昼夜を問わず戦いつづけたエンデルストリート陸軍病院は、多くの傷病兵を救い、「ロンドン最高の病院」と称賛されるまでになるのである。
膨大な資料をもとに、二人の指揮官をはじめ看護婦や用務員に至るまで何人もの女性スタッフの視点をまじえ、エンデルストリート陸軍病院の実像、そして女性の権利をめぐる戦いをつぶさに描く迫真のノンフィクション。
内容説明
1914年、第一次世界大戦が勃発すると、サフラジェット(戦闘的女性参政権運動家)であり医師である二人の女性がフランスへと旅立った。ルイザ・ギャレット・アンダーソンとフローラ・マレー―二人は、大戦を女性にも男性と同等の能力があることを示す好機ととらえ、女性だけの医療部隊を組織して海を渡ったのである。二人はフランスで見事に病院を運営し、多くの負傷兵を治療してみせる。その手腕を見込んだイギリス陸軍省は、二人にロンドンで女性のみの病院を開設・運営するよう要請した。1915年、エンデルストリート陸軍病院の誕生である。見たこともないような戦傷、戦場から持ち込まれるさまざまな感染症、迫りくる史上最悪のインフルエンザ…。そのいずれにも果敢に立ち向かい、200人におよぶ女性たちが昼夜を問わず戦いつづけたエンデルストリート陸軍病院は、多くの傷病兵を救い、「ロンドン最高の病院」と称賛されるまでになるのである。膨大な資料をもとに、二人の指揮官をはじめ看護婦や用務員に至るまで何人もの女性スタッフの視点をまじえ、エンデルストリート陸軍病院の実像、そして女性の権利をめぐる戦いをつぶさに描く迫真のノンフィクション。
目次
第1章 旅立ち
第2章 まるで休暇のよう
第3章 陽光あふれる甘美な場所―その現実
第4章 冗談じゃない、女じゃないか!
第5章 ただの奴隷かなにか
第6章 女ばかりで男がいない
第7章 おお、開拓者よ―道を切りひらく者たちよ
第8章 「女たちのマーチ」―彼女たちは歩みつづける
第9章 夜明け前
第10章 亡霊の棲まう場所
第11章 今は安らかに眠れ
著者等紹介
ムーア,ウェンディ[ムーア,ウェンディ] [Moore,Wendy]
1958‐。医療問題・医療史・社会史を専門とするジャーナリスト・作家。ガーディアン紙やタイムズ紙などの一般紙のみならず、ランセット誌やBMJ誌といった医学専門誌にも寄稿している。The Knife Manが英国医学ジャーナリスト協会のConsumer Book Awardを受賞するなど、いずれも高い評価を得ている
勝田さよ[カツダサヨ]
翻訳者。大阪市立大学文学部史学科卒業。医学・医療機器分野の実務翻訳に20年以上従事し、現在は医療ノンフィクション書籍の翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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