神と銃のアメリカ極右テロリズム

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神と銃のアメリカ極右テロリズム

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  • サイズ 46判/ページ数 424p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622097372
  • NDC分類 316.4
  • Cコード C0036

出版社内容情報

2015年チャールストン、18年ピッツバーグ、19年パウウェイ、同年エルパソ――近年米国では極右による銃撃事件が多発している。さらに、大統領選挙結果を受け入れないトランプ支持者による2021年1月6日の連邦議会議事堂襲撃は、世界中に衝撃を与えた。しかしこれらは、決して新しい事象ではない。米国の極右テロリズムは1970年代後半にさかのぼる歴史があり、なかでも95年のオクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件は168人もの犠牲者を出した。
こうした暴力は、過去の平穏を取り戻すという使命の下の結束と、反政府主義を特徴とする。彼らにとっての平穏とは、人間を人種、性別、宗教で分類し、キリスト教徒の白人男性が最高層を占める世界を指す。暴力を駆動するのは極右流の加速主義であり、憲法修正第2条の保障する銃所有権の死守は、至上命令である。決定的な銃規制の導入は、この場合何を意味するだろう。
約3億3000万の人口に対して個人所有の銃器が4億丁あると推計され、政治目的の暴力行使は「ある程度正当化される」と考える人が左右を問わず増加している。本書は極右テロリズム研究の第一人者と若手研究者との共著による、この分野の決定版であると同時に、危うい均衡の上に民主制が成立しているこの国を知るための、非常に有益な一冊ともなっている。

内容説明

政治的暴力が深刻な米国で、過去40年その大半を占める極右テロ。何が暴力を駆動するのか。厳格な銃規制は、どうして不可能なのか。第一人者による決定版。

目次

第1章 加速主義の再生
第2章 戦闘計画
第3章 人種間戦争
第4章 危険な武装勢力
第5章 リーダー不在の抵抗
第6章 再燃した人種差別
第7章 運動のグローバル化
第8章 アメリカの大虐殺
第9章 極右テロリズムと対決する

著者等紹介

ホフマン,ブルース[ホフマン,ブルース] [Hoffman,Bruce]
米外交問題評議会の対テロおよび国土安全保障担当シニアフェロー、ジョージタウン大学ウォルシュ外交政策学部教授、セント・アンドリューズ大学テロリズム研究センター名誉教授、米陸軍士官学校テロ対策センターのシニアフェロー。オックスフォード大学にて博士号取得。50年にわたってテロリズム研究を行なっている

ウェア,ジェイコブ[ウェア,ジェイコブ] [Ware,Jacob]
米外交問題評議会のリサーチフェロー。ジョージタウン大学ウォルシュ外交政策学部ならびにデサレス大学非常勤講師。学術ジャーナルStudies in Conflict&Terrorism編集委員を務め、米陸軍士官学校現代戦研究所非正規戦イニシアティブにも参加している

田口未和[タグチミワ]
上智大学外国語学部卒。新聞社勤務を経て翻訳業に就く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

118
右派は大抵の国で政府寄りの体制派だが、アメリカでは極右ほど反政府主義が強烈になる。戦後のリベラル派主導の多様性重視の政治を打倒し、白人キリスト教徒男性が指導する時代の復活を求める声が強まったのだ。従来は選挙による体制転換を目指したが、黒人のオバマ大統領出現で暴力を行使してでも反対派を排除する思想が拡大した。その拠り所が国民の銃所有権を認める憲法修正2条であり、民主主義で認められた国民の権利が国内のテロを誘発し民主主義を破壊しかねない状況となっている。トランプが大統領に当選したのは、むしろ僥倖だったのかも。2025/02/01

タキタカンセイ

9
アメリカの極右「加速主義」の歴史を検証した本。2021年の米議会襲撃事件、当時はアメリカという国の根底にこんなにも深い闇があったなんて思いもしなかった。日本ではウヨクだサヨクだと言っても社会の脅威というところまではなかなかいかないけれども、銃を持つ権利が保障されている国ではいったんことが起こると本当に大変なことになるわけです。憲法が社会の不安要因となってしまうとは…。「白人至上主義」もキリスト教原理主義も建国じたいが根本的に孕んでいた問題でもあるわけですから簡単に解決するわけはないですね。2025/05/10

劇団SF喫茶 週末営業

4
重い内容。2021年トランプ1.0の議事堂襲撃は一度きりの突発的な出来事ではない。これは必然的な出来事であり今後も繰り返される。本書は1970年代まで遡り、武器を溜め込んで銃乱射や爆破事件を起こす者たちを描く。彼らの多くは「自分たちこそ真のアメリカ人だ」と考え、巨大な権力に立ち向かい銃を取った18世紀の独立戦争に起源を求める。政府は腐り、陰謀を企み我々を抹殺しようとしていると被害妄想を募らせる。そこに反ユダヤ主義や人種差別も入り込む。近年ではネットの出現により若年層も簡単に白人至上主義サイトを作れるように2025/04/24

V8おじさんと空飛ぶコロッケ

4
Amazon制作の『オーダー』の副読本というか、背景が知りたくて読んだ。国内テロが頻発していた歴史・背景と、一時期鳴りを潜めていた過激右派思想がSNSで、アメリカ国内のみならず世界中に広がっていく様を、丁寧に描き出す。面白いといってはなんだが、本当に全く異なる思想で成り立っている国に、さらに過激で理解が難しい人たちが民兵として活動している様子は、ディストピアみたいで興味深い。SNSを規制するための提言は、確かにその通りではあるのだが、実際にはなかなか難しいよなぁと暗澹たる気持ちになる。2025/03/07

Akiro OUED

4
アメリカの議会議事堂襲撃は、連綿と続く白人至上主義者の活動成功事例だった。トランプの挑発はトリガーに過ぎない。極右テロリズム抑制の方策は、そのままテロリズムを醸成する。刀狩りに踏み切れない以上、今後もテロは起きる。テロリズムを善悪で裁断することが、テロの栄養になると思うけどね。2025/01/01

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