哺乳類の興隆史―恐竜の陰を出て、新たな覇者になるまで

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哺乳類の興隆史―恐竜の陰を出て、新たな覇者になるまで

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  • サイズ 46判/ページ数 496p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622097013
  • NDC分類 489
  • Cコード C0040

出版社内容情報

約3億年前に爬虫類の祖先と分かれたグループが、幾多の絶滅事件を乗り越えて私たちに至るまでの、途方もない歴史を描く書。
今、地球には約6000種の哺乳類が生息している。この動物たちは、哺乳類というグループが織りなしてきた豊かな系統樹のごくごく一部にすぎない。過去には、車のような大きさのアルマジロ、犬のような小ささのゾウ、マメジカのような華奢な四肢を持つクジラの祖先など、奇想天外な動物たちがいたことが化石記録から明らかになっている。
哺乳類の系統樹の枝は、小惑星の衝突や火山の噴火、気候の変動などに起因する絶滅事件により、大半が刈り込まれてしまった。しかし絶滅哺乳類が獲得した進化の遺産は、私たちの身体に確かに引き継がれている。たとえば、耳や顎の骨の形状、妊娠や乳児の成長の仕方、咀嚼を可能にした臼歯の形状や乳歯・永久歯のしくみは、私たちの祖先が3億年の間に一つ一つ獲得したものだ。
古生物学者たちは、世界中を探索し、化石記録やDNA解析を元に、絶滅の危機を辛くも耐え抜きついに繁栄を勝ちえた哺乳類の歩みを明らかにしてきた。本書はその発見と解明の興奮を追体験する書でもある。
図版多数収録。

内容説明

進化の遺産をのこして消えた、奇想天外な動物たち。

目次

序章 我らが哺乳類一族
第1章 哺乳類の祖先
第2章 哺乳類が出来上がるまで
第3章 哺乳類と恐竜
第4章 哺乳類の革命
第5章 恐竜は滅び、哺乳類は生き残る
第6章 哺乳類、現代化する
第7章 極端な哺乳類たち
第8章 哺乳類と気候変動
第9章 氷河時代の哺乳類
第10章 ヒトという哺乳類
終章 未来の哺乳類

著者等紹介

ブルサッテ,スティーブ[ブルサッテ,スティーブ] [Brusatte,Steve]
1984年アメリカ生まれ。エジンバラ大学で教鞭を執る。博士号をコロンビア大学で取得後、2013年より現職。専門は恐竜などの古脊椎動物の解剖学・系統学・進化。世界各国でフィールドワークを行い、これまでに15種以上を新種として記載している

黒川耕大[クロカワコウタ]
翻訳家。金沢大学理学部地球学科卒業、同大学自然科学研究科生命・地球学専攻修了。古生物学・地質学を学ぶ。ナショナルジオグラフィックチャンネルなどの映像翻訳を手掛ける

土屋健[ツチヤケン]
2003年、金沢大学大学院自然科学研究科修士課程修了。科学雑誌『Newton』の編集記者、部長代理を経て、現在、オフィスジオパレオント代表、サイエンスライター。日本古生物学会会員、日本地質学会会員、日本文藝家協会会員。専門は地質学、古生物学。2019年、日本古生物学会貢献賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yuki2018

8
哺乳類の先祖である単弓類は恐竜時代よりも大分前の古生代に分離し、その外見はほぼ爬虫類。更に枝分かれを繰り返し、哺乳類が出現。その後も環境変化に応じ枝分かれを繰り返す。恐竜時代において哺乳類は地味ながら小型生物のニッチを占め、恐竜滅亡後は大型のニッチに進出。知らなかったのは「草」が出てきたのは恐竜時代後だったことで、それまでの木やシダ植物の天下をひっくり返した。この変化に適応したのが牛などの哺乳類だ。霊長類の歴史も意外と古い。地質時代のチャートを引きながら、壮大な歴史を楽しむことができるおすすめの一冊。2024/12/28

勝浩1958

5
分かりやすくて面白かった。ホモ・サピエンスに進化するまでに途轍もない時間が流れたことに感動しました。2024/09/24

天茶

3
読みかけ34p

牙魔

2
これもまた名著。化石の本と言えば、恐竜か人類なのに敢えて哺乳類に絞った目の付け所。文章も所々に今どきのセンスが光る。翻訳も読みやすくgood。訳者さんは字幕翻訳もされているようなので分かりやすさ重視で良い。目からウロコポイント:耳骨の進化の繊細さ。哺乳類は「歯」で識別される。植物との共進化の不思議。そして「哺乳類型爬虫類」という言い方はもう古い!何よりも彼らは「爬虫類」でもない生物という事実(この辺は分類の観点に依るかも)2024/11/18

ゆずこまめ

1
最初は恐竜に興味があった著者が哺乳類の研究にシフトチェンジした理由は哺乳類は我々の仲間だから、というのが納得できる面白さ。昔に生きていて既に絶滅していてもなんとなく身近に感じる。2025/04/16

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