学術書を読む

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  • サイズ A5判/ページ数 138p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784814003013
  • NDC分類 002.7
  • Cコード C1000

出版社内容情報

【推薦】佐藤文隆氏(元日本物理学会会長・京都大学名誉教授)
人類は二,三千年の文明とともにあり,この先達の遺産を受け継ぐのが読書である。二,三十年の実人生だけでは,食っていく単能な専門家にはなれるが,文明人にはなれない。そうはいっても専門への集中,研鑽も大事である。本書ではこのバランスを “「専門外」の四つのカテゴリー”という考えで上手にマネージする秘訣が提示されている。学術書編集の達人が披露する実践論であり,文明人になる人生の処方箋だ。

目次
「学びたいことが学べない」―1通のメールから

第I部 考える―学術書を読む意味

第1章 「現場の哲学」が求められる時代―「専門」の限界
 複雑さを増す社会の中で
 方法や認識の壁を越える対話としての読書
第2章 自省作用と創造―専門外0 の学びの機能とその楽しさ
 量子力学を拓いたハイゼンベルクの読書
 「実用主義」「理想主義」の肥大を抑える外部からの眼
 専門外の学びはそもそも楽しい―読書会の取り組みから
第3章 「わかりやすい」からの脱却
 「わかりにくい」本,「わかりやすい」本
 「わかりやすい」とバブル時代
 丁寧なコミュニケーションを損なう「わかりやすい」

コラム 1 塩漬けにする/補助線を待つ/人に聞く
     ―「わからない」ときはどうするか?

第II部 選ぶ― 専門外の専門書をどう選ぶか

第4章 「専門外」の四つのカテゴリー
第5章 【カテゴリー①】良質の科学史・社会文化史を読む
     ―遠い専門外の本を選ぶ
 科学史を読む―世界認識の歴史と人の営みとしての科学の姿に触れる
 社会文化史,歴史学史を読む― 市民科学の世界史的意義にも繋がる
第6章 【カテゴリー②】「大きな問い」と対立の架橋
     ―近い専門外の本を選ぶ
 「大きな問い」のある本
 対立を架橋する本
 著者の生き方としての学問を知ることができる3冊
第7章 【カテゴリー③】古典と格闘する―「メタ知識」を育む
 メタ知識としての古典が拓くもの
 プルタルコス『モラリア1 』を事例に
第8章 【カテゴリー④】現代的課題を歴史的視野から見る本

コラム 2 学識のある人を慕う,という本選び

第III部 読む―学術書の読書から現代を考える

第9章 博識は「ノオス」を教えない―速読・多読は大切か?
 「速読・多読」を強いるもう一つのパラダイム
 「確証バイアス」と速読・多読―「知識か情報か」ふたたび
 セネカの戒め
 本を塩もみして,芯を洗い出す
第10章 知の評価の在り方を変えよう
 サッカー選手と野球選手の価値を,取った得点で比較する?
 「知を数で計る」仕掛け人たち
 「知を数で計る」思考はどこから来たか
第11章 危機の時代を乗り越えるための知を
 「知を数で計る」ことと「わかりやすい」
 専門の知を越えた対話で,現実世界の見えない根に触れていく

あとがき―「対話型専門知」を求めて
参照文献

内容説明

「専門化の罠」に落ちない学びのために読む意味、選ぶ技。「書く」現場に携わる大学出版の編集者が専門を越え、広く知の世界に触れる実践を語ります。

目次

第1部 考える―学術書を読む意味(「現場の哲学」が求められる時代―「専門」の限界;自省作用と創造―専門外の学びの機能とその楽しさ;「わかりやすい」からの脱却)
第2部 選ぶ―専門外の専門書をどう選ぶか(「専門外」の四つのカテゴリー;カテゴリー1 良質の科学史・社会文化史を読む―遠い専門外の本を選ぶ;カテゴリー2 「大きな問い」と対立の架橋―近い専門外の本を選ぶ ほか)
第3部 読む―学術書の読書から現代を考える(博識は「ノオス」を教えない―速読・多読は大切か?;知の評価の在り方を変えよう;危機の時代を乗り越えるための知を)

著者等紹介

鈴木哲也[スズキテツヤ]
京都大学学術出版会専務理事・編集長。京都大学文学部および教育学部に学ぶ。出版社勤務を経て2006年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

102
京都大学学術出版会専務理事の著者に、ある女学生から届いた「専門外の専門書を読むのは、どうしたらいいのか」というメールが本書の発端である。大学改革により一般教育・教養教育が弱体化し、時代が「わかりやすさ」「速読・多読」「知を数で計る」ことを求めている中で、専門外の学術書と格闘することを通じて広い視野を持つことの大切さを考えさせてくれる。哲学やゲーテに長じたハイゼンベルクを例にした解説は、説得力がある。学術書を読むことに慣れていない若い読者たちに少しでも役に立ちたいという著者の優しさが、随所に滲み出ている。2021/08/25

アナーキー靴下

57
この本は、大学生や高校生に向けて、自分の専門分野のみならず専門外の知識に触れることの有用さを説き、学術的な本の選書方法を提案してくれるものだ。私のような一般人にとっては、本を選ぶ・読むためのリテラシー本であり「教養」の本といえる。大学教育の制度変化、インターネットの台頭、研究者の業績評価方法などの影響により、知をめぐる社会状況に構造的な変化があったという著者の考えは非常に得心できる。古典は共有すべき価値観を作るためのメタ知識になる、等々首肯するばかり。具体的な本の紹介もあり、読みたい本が増えてしまった。2021/01/14

あきあかね

26
 学術書というと難解なイメージがあるけれど、大学出版会に勤め、自身の専門外の専門書も数多く読んできた目利きの著者は、学術書の魅力を伝えてくれる。 学術書のような噛みごたえがある難しい本と違って、「わかりやすい」本は、学問的な精密さや深さに欠け、知的刺激に乏しいことが多い。そして、学術書も丁寧に議論を追い、用語の意味を調べていけば、専門外の読者にとっても、絶対的に難しいということはないと著者は説く。 様々な未知の問題が現れるなか、組織がタコツボとなる問題点、「サイロ·エフェクト」を超えて、⇒2021/04/11

BLACK無糖好き

23
専門を超えた知の交流、専門外の知を育むために学術書を読む必要性を主張。著者がそもそも問題提起しているのは、読書をめぐる「わかりやすい」や「速読・多読」といった社会傾向と、研究業績を数値化して評価する「知を数で計る」手法などが相関し、丁寧な知のコミュニケーションが妨げられ、社会における負の側面が生じる点。◇確かに本屋に行けば『一時間でわかる○○』と帯に書かれた本が平積みになってる光景をよく目にする。手っ取り早く効率的なメリットもあるが、それが行き過ぎて深い議論を避ける風潮に繋がればそれは問題なのだろう。2021/07/21

てん

21
昔、東京大学出版会が出した「知の技法」という本があったが、これは京大版「知の技法」かもしれない。(でも東大版のほうが当時はとても難しく感じた)最初は少してこずったが、その後は意外にすらすら読めた。専門以外の専門書を読むためには、というハウツー本ではなく、専門書を読むということ、昨今の「わかりやすい」をうたう本の功罪、本ではなく論文雑誌に左右される研究者の評価など、「知」を深めるためには、ということを考えさせられる。2021/11/16

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