内容説明
本書は、最新校訂版(1978年版)による日本語訳であり、われわれのホワイトヘッド哲学受容への大いなる寄与となるであろう。巻末には、新しい観念を表現する用語法を十分に理解した校訂者作成の詳細な索引を付した。これは、20世紀哲学の可能性をきりひらく書である。
目次
第3部 抱握の理論(感受の理論;原初的感受;感受の伝達;命題と感受;経験のもつ一層高次の諸相)
第4部 延長の理論(同位的区分;延長的結合;平坦な場所;歪み;測定)
第5部 最終的解釈(理念的に対立するもの;神と世界)
著者等紹介
ホワイトヘッド,A.N.[ホワイトヘッド,A.N.] [Whitehead,Alfred North]
1861‐1947。1861年2月15日イングランドのラムズゲイトに生れる。1880年ケンブリッジ大学トリニティ・コレジに入学、数学を学び、1885年より同コレジのフェロー。1890年イーヴリン・ウェイドと結婚(のち2男1女をもうける)。1913年英国数学会会長。1911‐24年ロンドン大学で応用数学を講ず。1924年秋よりハーヴァード大学哲学科教授。1938年同大学名誉教授。1945年オーダー・オブ・メリット勲位を受ける。1947年12月30日マサチューセッツ州ケンブリッジにて歿す
平林康之[ヒラバヤシヤスユキ]
1926年東京に生れる。1948年東京大学文学部卒業。1973年より名古屋大学教授、1988年より名古屋大学名誉教授、愛知工業大学教授。2006年6月22日歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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