帝国―ロシア・辺境への旅 (新版)

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帝国―ロシア・辺境への旅 (新版)

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  • サイズ 46判/ページ数 432p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622096719
  • NDC分類 293.8
  • Cコード C0022

出版社内容情報

ソ軍侵攻に怯えた幼少期の記憶、ソ連時代と崩壊後の経験。伝説的ジャーナリストが取り憑かれたように旅した〈帝国〉の、個人的報告。

「モスクワに着いたとたんに、ぼくは討論、論争、口論、流言の渦のなかへと落ち込む。どこへ出ても、会合、集会、会議、シンポジウムがある。プーシュキンの銅像の周りでは、まいにち早朝から夜半まで、だれやかやが立って、競って大声を挙げ、いがみ合い、また、チラシの厚い束を鼻先に突き出す。討論、雄弁、論争、おしゃべり、説教を得意とする者にとって、また言葉の剣士、真実の追求者にとって、天国の時代は今である。かかる大道討論クラブは、この国において数十、数百を数える」
(「〈魔の山〉クレムリン」より)

「マガダン行きの飛行機が飛ぶまで、ヤクーツク飛行場で四日間の待ちぼうけ。雪嵐の吹き荒れるコルィマー向けは全便運休。シベリアの旅はいつもこうである。[…]コルィマーの吹雪はおいそれと止まない。だが、吹雪が収まれば、飛行機はすぐさま飛ぶ。しがみついても乗らねばならない。万が一、乗り損ねて逃げられたら、死も同然。だから、腰をおろして待つ」
(「コルィマーは霧また霧」より)

サルマン・ラシュディ、マーガレット・アトウッド、ジョン・アップダイク、ガブリエル・ガルシア=マルケスらが絶賛した「文学的ルポルタージュ」の旗手カプシチンスキ。その代表作。

内容説明

「モスクワに着いたとたんに、ぼくは討論、論争、口論、流言の渦のなかへと落ち込む。どこへ出ても、会合、集会、会議、シンポジウムがある。プーシュキンの銅像の周りでは、まいにち早朝から夜半まで、だれやかやが立って、競って大声を挙げ、いがみ合い、また、チラシの厚い束を鼻先に突き出す。討論、雄弁、論争、おしゃべり、説教を得意とする者にとって、また言葉の剣士、真実の追求者にとって、天国の時代は今である。かかる大道討論クラブは、この国において数十、数百を数える」(「“魔の山”クレムリン」より)「マガダン行きの飛行機が飛ぶまで、ヤクーツク飛行場で四日間の待ちぼうけ。雪嵐の吹き荒れるコルィマー向けは全便運休。シベリアの旅はいつもこうである。“…”コルィマーの吹雪はおいそれと止まない。だが、吹雪が収まれば、飛行機はすぐさま飛ぶ。しがみついても乗らねばならない。万が一、乗り損ねて逃げられたら、死も同然。だから、腰をおろして待つ」(「コルィマーは霧また霧」より)サルマン・ラシュディ、マーガレット・アトウッド、ジョン・アップダイク、ガブリエル・ガルシア=マルケスらが絶賛した「文学的ルポルタージュ」の旗手カプシチンスキ。その代表作。

目次

1 最初の出遇い 一九三九~六七(ピンスク、一九三九年;シベリア横断鉄道、一九五八年;南の国々、一九六七年)
2 鳥瞰図から 一九八九~九一(第三のローマ;寺院と宮殿;ぼくらは見つめ、涙を流す ほか)
3 続きは進行中 一九九二~九三

著者等紹介

カプシチンスキ,リシャルド[カプシチンスキ,リシャルド] [Kapu´sci´nski,Ryszard]
1932‐2007。旧ポーランド領ピンスク生まれ。1939年、ソ連による占領後、両親とともにワルシャワに向かい、第二次世界大戦後、市内に居住する。ワルシャワ大学を卒業。日刊紙『青年の旗』、週刊誌『ポリティカ』、国営ポーランド通信社の記者、特派員として、アジア、アフリカ、中南米ほかを取材し、その記事は、『サッカー戦争』(中央公論社)、『皇帝ハイレ・セラシエ』(筑摩書房)、『黒檀』(河出書房新社)に結実する

工藤幸雄[クドウユキオ]
1925年大連生まれ。東京大学文学部仏文科卒。共同通信社外信部記者、ワルシャワ大学日本学科講師を経て、多摩美術大学教授。2008年歿

関口時正[セキグチトキマサ]
1951年東京生まれ。東京外国語大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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takao

3
ふむ2024/06/07

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