出版社内容情報
現在の日本社会全体は、時代の要請によって次々に出てくる課題に対応できないどころか、政治・経済・メディア・道徳などあらゆる局面で「劣化」や「自壊」に向かっているようにみえる。日本国憲法と二重基準になっている日米安保条約はじめ、対米従属のあり方、メディアと権力の癒着の実態やジャーナリズムの課題、教育現場での右傾化、自民党一強政治の経緯、核政策と原発問題の矛盾と失敗の構造、統一教会問題からみえてくるもの、新自由主義イデオロギーが蝕んでいるものなど、多方向から、日本の過去・現在・未来を考える。
内容説明
現在の日本社会全体は、時代の要請によって次々に出てくる課題に対応できないどころか、政治・経済・メディア・道徳などあらゆる局面で「劣化」や「自壊」に向かっているようにみえる。日本国憲法と二重基準になっている日米安保条約はじめ、対米従属のあり方、メディアと権力の癒着の実態やジャーナリズムの課題、教育現場での右傾化、自民党一強政治の経緯、核政策と原発問題の矛盾と失敗の構造、統一教会問題からみえてくるもの、新自由主義イデオロギーが蝕んでいるものなど、多方向から、日本の過去・現在・未来を考える。
目次
自壊する日本の「原像」―序にかえて
新自由主義の隆盛と日本―資本に『隷属への道』を敷設する新自由主義
「異形」の安全保障と沖縄―日米関係史の中で
自壊するマスメディアからジャーナリズムを救出できるか
なぜいま映画『教育と愛国』を通して政治を考えるのか
日本の政党政治は自壊するのか―政治の対立軸と選挙制度
日本的ナルシシズムという構造と自壊
「極東条項」の崩壊―米軍第一軍団司令部のキャンプ座間移転をめぐって
核・原子力政策における日本の失敗と「ジレンマ」―学べぬ国日本の構造的課題
統一教会と現代日本の政教関係―公共空間を脅かす政教のもたれ合いと宗教右派
著者等紹介
長谷川雄一[ハセガワユウイチ]
1948年仙台市生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得満期退学、専門は日本政治外交史。東北福祉大学名誉教授
水野和夫[ミズノカズオ]
1953年愛知県生まれ。埼玉大学大学院経済科学研究科後期博士課程修了。博士(経済学)。三菱UFJモルガン・スタンレー証券チーフエコノミストを経て、内閣府大臣官房審議官(経済財政分析担当)、内閣官房内閣審議官(国家戦略室)を歴任。現在、法政大学法学部教授
島薗進[シマゾノススム]
東京大学大学院人文科学研究科博士課程・単位取得退学。東京大学大学院人文社会系研究科・教授、上智大学グリーフケア研究所所長を経て、大正大学客員教授、上智大学グリーフケア研究所客員所員。専門は宗教学、死生学、生命倫理(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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