語れ、内なる沖縄よ―わたしと家族の来た道

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語れ、内なる沖縄よ―わたしと家族の来た道

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  • サイズ 46判/ページ数 360p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622096689
  • NDC分類 936
  • Cコード C0036

出版社内容情報

「わたしは一編の沖縄の物語。一編のアメリカの物語」(第26章より)
1970年代はじめの嘉手納のナイトクラブ。戦後間もない沖縄で生まれ育った母と、ベトナム帰還兵だったイタリア系アメリカ人の父はそこで出会った。ふたりのあいだに生まれた著者は、ニューヨーク州北部の町の白人文化のなかで育つ。アジア系のマイノリティとしてアメリカ社会に生きる葛藤は、英語が不得手でまわりとちがう母への反発と軽視へと変わり、その背景にある沖縄の言葉や文化も遠ざけてきた。
しかし、仕事や恋愛でさまざまな経験を重ねるなかで、異国で母が抱えていた苦悩、言語の壁、沖縄・日本・アメリカのあいだの不均衡な力関係に気づき、母に対する見方は変化していく。さらに、両親と沖縄を訪れて親族と触れ合い、豊かで複雑な歴史を学ぶなかで、内なる沖縄への自覚は徐々に強まっていった。
自身の半生と沖縄の歴史を織り交ぜてつづり、多くの書評で高く評価された回想記。

内容説明

沖縄出身の母とベトナム帰還兵の白人の父を持つアメリカ人女性が、長く遠ざけてきた沖縄を訪れ、その歴史をたどりながら自身のルーツに向き合う。多くの共感を呼んだメモワール。

目次

犬の記憶
リス
名前のない島
えりざべす
一パーセント
灰色の町
敵の手に渡る前
ミキ
教わらなくてもわかること
母の教会
出会い
若すぎたころ、年老いた今
マキヤキョウコは誰なのか
足の速い子
来なくなった幽霊の話

母の洗礼式
初めて沖縄へやって来たアメリカ人
アメリカ人であるということ
ごめんね〔ほか〕

著者等紹介

ブリナ,エリザベス・ミキ[ブリナ,エリザベスミキ] [Brina,Elizabeth Miki]
沖縄系アメリカ人。1981年、シカゴ郊外に生まれ、ニューヨーク州フェアポートで育つ。母は嘉手納出身の沖縄人、父はニューョーク市出身のイタリア系アメリカ人。ブレッド・ローフ‐ローナ・ジェフ財団奨学金、およびニューヨーク州夏期ライター講座奨学金の受給者。ニューオーリンズに暮らし、教えている。本書がデビュー作

石垣賀子[イシガキノリコ]
翻訳者。静岡県出身。立命館大学産業社会学部、ウィスコンシン大学(英語言語学専攻)卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Masa

3
二重に虐げられた沖縄の歴史に生きる民と弱い者を導くため生きるよう神に選ばれた民の間に生まれた子は上手に英語を話せない母親を侮蔑し嫌悪するのだが、自身が多くの経験をしてゆくことで、少しずつ母親を理解してゆく。そして母親への謝罪を述べる件は読者の胸を打つ。著者の経験の中で「沖縄」の歴史は大きな影響力を持っているのだが、沖縄の章立ての部分では「私たち」で語られており、読む者に主体的であることを求めているようであった。2024/11/29

八朔

2
異質を排除する傾向は日本が強いと思っていましたが、アメリカも地域によってはい根強いものがあるようです。ブリナ家の人達には誰一人共感ができず、読んでいて歯痒かったのですが、家族としてお互いを必要としていることが理解できましたし、それぞれの境遇に置かれたならばあのような生き方をしてしまったかもしれません。両親の戦争を通しての辛い経験がその後の人生に暗い影響を与えているので、当たり前ですが平和であったならばと思います。2025/01/04

takao

2
ふむ2024/08/24

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