メタゾアの心身問題―動物の生活と心の誕生

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メタゾアの心身問題―動物の生活と心の誕生

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  • サイズ 46判/ページ数 376p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622096627
  • NDC分類 481
  • Cコード C0045

出版社内容情報

『タコの心身問題』の著者が、心の進化の謎にますます深くダイブするシリーズ第2弾! 進化はより複雑な生物をもたらしただけではなく、新しい「あり方」、新しい自己を生み出しつづけた。タコの経験、ヤドカリの経験、人間の経験……こうしたすべての動物をそれぞれ独特な「経験する存在」にしているものは何だろう? 海の生物たちの生活に密着し、心-身の関係と感性の多様性、そして意識の発生の問題を限界まで深堀りする。
とくに、本書は〈感じられた経験〉(広い意味での意識)を幅広い動物がもっていることを認めたうえで、「意識があるか・ないか」という二分法を超える、心の発生についての「包括的な説明」を試みる。驚きの生物進化読本。

内容説明

この世界は生きものたちの“感じられた経験”に満ちている。タコの経験、ヤドカリの経験、ウミウシの経験…動物たちを独特な「経験する存在」にしているものは何だろう?多様な感性の起源を探り、精神と物質のギャップに橋を架ける。『タコの心身問題』の著者による驚きの生物進化読本、第2弾!

目次

1 原生動物
2 ガラスカイメン
3 サンゴの新たな一手
4 一本腕のエビ
5 主観の起源
6 タコたち
7 キングフィッシュ
8 陸上の生活
9 鰭、脚、翼
10 徐々にかたちに

著者等紹介

ゴドフリー=スミス,ピーター[ゴドフリースミス,ピーター] [Godfrey‐Smith,Peter]
1965年、シドニー生まれ。シドニー大学教授、およびニューヨーク市立大学大学院センター兼任教授。専門は哲学(科学哲学/生物哲学、プラグマティズム/ジョン・デューイ)。練達のスキューバ・ダイバーでもある。スタンフォード大学助教授(1991‐1998)、同・准教授(1998‐2003)、オーストラリア国立大学およびハーバード大学兼任教授(2003‐2005)、ハーバード大学教授(2006‐2011)、ニューヨーク市立大学大学院センター教授(2011‐2017)などを経て、現職

塩〓香織[シオザキカオリ]
翻訳者。オランダ語からの翻訳・通訳を中心に活動。英日翻訳も手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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∃.狂茶党

22
注釈をいちいち読んだほうがいい。 というか、カッコつけて、出典についての文章も込で本文に織り込んで欲しい。 『タコの心身問題』よりも難しいかもしれないので、『タコの心身問題』読んでない人は、読んでおいたほうがいいと思う。 本書は広く生き物の、感覚を扱う。 議論は多岐にわたり、ついていくのが大変。 心は機械で再現できないといったような結論が出てくるけど、もう少しそのへん読みたかったな。2024/04/12

Gokkey

18
心の起源をメタゾア(後生生物=多細胞生物)の進化史として紡ぐ。話は何と海綿から始まる。心を主観性(for-me-ness、こう感じられる)と行為者性(by-me-ness、何がなされるか)の相互作用とし、感覚-運動系の進化として生物学的な考察を可能にする。神経の中枢化に伴い、感覚細胞から入力に基づく「いまここ」と過去のパターンとの相互作用が可能となり(経験)、より高次の段階において、入力がなくとも経験プロファイルをあたかも意識のクラウドのように引っ張り出す能力を産み出した。この活動を総じて我々は心と呼ぶ。2024/01/21

mim42

14
カイメンから始まる主観性の起源探し。経験の進化における鍵となるポイント: 1.進化の過程で「経験」は一気に登場するのではなく時間をかけてじわじわ現れる「漸進説」、2.「いまここ」からの解放、3.リズムや同期、場のような脳の大規模動的特性とシグナル伝達の多階層性、4.主観性と行為者性、5.分離脳と統一性、6.認知と行為の役割が不確実性の低減というクラークやフリストンらFEPの主張とは異なる、7.ドゥアンヌらGWS理論とも異なる立ち位置、8.心のアップ・ダウンロードは不可能、生体基盤以外での心の実装には否定的2024/01/07

calicalikoume

10
意識、主観性の"ある"や"ない"の間にグラデーションは確かにありそう。毎朝の目覚めの感覚の中にも、進化による心の形成の過程が、既に現れているのかもしれない。2024/10/27

mft

10
タコから多細胞動物に対象が広がって、心と呼べそうな物がどういう生物群に見られるかを進化系統樹を参照しながら取り上げていく。動物として生きているというのと最初のうちはほぼ同義の反応から、節足動物や頭足類そして脊椎動物に見られる自己認識など。理解したつもりで最終章に入ったら機械には心は宿らないだろうというような論調になって、理解し損なっていたことが判った2024/04/17

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