心的外傷と回復 (増補新版)

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心的外傷と回復 (増補新版)

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  • サイズ 46判/ページ数 520p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622096504
  • NDC分類 493.74
  • Cコード C3047

出版社内容情報

あらゆる心的外傷(トラウマ)の諸相とその治療への方向性を具体的・情熱的に示したトラウマ問題の「バイブル」の増補新版。原書新版にもとづき、長大な「あとがき――心的外傷の弁証法は続いている(2015)」および「エピローグ(2022)」を加える。読者の便宜を考え、四六判に組み直し、価格も下げた。昨年亡くなった訳者の中井久夫に代わり、増補部分の翻訳には精神科医・阿部大樹があたった。

内容説明

「心的外傷」という主題は、すべての“私”の問題であり“あなた”の問題であり“私たち”の問題である。その諸相と回復への道筋を描いた「バイブル」の増補新版。

目次

第1部 心的外傷障害(歴史は心的外傷をくり返し忘れてきた;恐怖;離断;監禁状態;児童虐待 ほか)
第2部 回復の諸段階(治癒的関係とは;安全;想起と服喪追悼;再結合;共世界)

著者等紹介

ハーマン,ジュディス L.[ハーマン,ジュディスL.] [L.Herman,Judith]
Harvard Medical School(ハーヴァード大学医学大学院)精神医学教授。1980年代に仲間とつくった「犯罪被害者用プログラム」を拠点に、ハーマンは現在も犯罪被害者の治療、専門家育成、公立病院における被害者支援をつづけている。トラウマ・犯罪被害者研究の第一人者であり、つねに変わらぬ実践家である。最初に世に送った著書が1981年に刊行された『父‐娘近親姦』(Father Daughter Incest C・ライト・ミルズ賞)

中井久夫[ナカイヒサオ]
1934年奈良県生まれ。京都大学医学部卒業。神戸大学名誉教授。精神科医。文化功労者(2013年度)。2022年8月逝去

阿部大樹[アベダイジュ]
1990年新潟県生まれ。新潟大学医学部卒業。精神科医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

松本直哉

28
残虐な戦場から帰還した兵士と、暴力や虐待や近親姦の地獄を生き延びた人々の間に共通してみられる、癒しがたい心の傷に名前をつけ、誤解と無理解から彼ら彼女らを守り、治療者自身もしばしば戸惑い、過ちを犯しつつもそこからの回復と人格の再統合を摸索する著者の筆は、不正義への義憤と被害者へのエンパシーにあふれている。硬い内容にもかかわらず広く読まれ、精神医学の分野ではフロイト以降最高の達成という評価も頷ける。中井久夫の翻訳も、慎重に訳語が選択され、訳注も適切で、この種の学術的な書物としてありえないほど読みやすい。2025/05/29

花梨

10
NHKで紹介していて興味を持ち、読了。難しい。しかし、非常に興味深かった。読む前はPTSDの本だと思っていたのだが、複雑性PTSDという診断名を提示する本だった。主に 暴力にさらされやすい女性を念頭に置いているようだ。第一部のみ読むと、精神科医である著者は患者(この場合複雑性PTSD)にどうもアンビバレントなイメージを抱いていたのではないかという気持ちに襲われた。第二部では回復の手順を丁寧に示している。初心者には難しいが、バイブルと言われる所以は良くわかる。2023/11/02

Dolphin and Lemon

9
年末年始を使って読み終えました。詳しい感想などぜひどこかでまとめたいと思いますが、ひとまず。 おそらく今まで読んできた専門分野以外の本の中で最も骨太でいろんな意味で重い一冊でした。正直難しかったです。しかし、難しいけれど読みやすかったです。あとがきなどにも書かれていますが、米国で専門家以外の人たちにも読まれているのも納得です。内容自体は難しかったのですが時折心の琴線に触れる言葉があったり、具体的なエピソードによって頭というより共感しながら読み進めたような気がします。また読み返したいです。(続く)2024/01/03

ソーシャ

5
ジュディス・ハーマンが精神医学における心的外傷の歴史やトラウマを受けた人の回復の段階について、事例を交えつつ詳述した古典。現在のトラウマケアで問題になっていることの多くがこの時点で指摘されていて、現在でも読む意義は大きい本です。なお、増補の「外傷の弁証法は続いている」の文章は2015年版のものに変わっています。あと、ハーマンは結構メンタライゼーション推しですね。2024/06/09

ぐら

4
最初は図書館で借りていたのですが付箋貼りながら読みたいのもあり、心的外傷について文献をたどりたくなったときに何度も読み返すだろうと思い購入。今は心的外傷について侵襲性の低い治療が増えて、それ自体はとてもいいことなんだけど、最新の知見ではなく語ることの必要性を知りたくて手に取りました。前半はフロイトに始まり、心的外傷という概念・診断ができるまでの流れも描かれていてとても面白いです。中井久夫訳なので非常に読みやすく、古典的なところから心的外傷を知り、心的外傷を負った人の内的状態を知りたい人におすすめの本です。2025/07/19

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