帝国の時代〈2〉1875‐1914 (新装版)

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帝国の時代〈2〉1875‐1914 (新装版)

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  • サイズ B5判/ページ数 258p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622095934
  • NDC分類 209.6
  • Cコード C1020

出版社内容情報

オーストリアに生まれ、中等学校の卒業祝いに海外旅行をプレゼントされた18歳の良家の子女と、イギリス生まれで船会社に職を得たスポーツ万能の若者が、第一次大戦が始まった直後のエジプトで出会い結ばれ、著者が誕生する。「帝国の時代」を象徴するエピソードで始まる本書は、1875年から第一次大戦勃発までの40年間を、西欧世界が外にあっては国際競争、内にあっては労働運動に動揺する、資本主義内部の矛盾が顕在化する時代と捉える。だが、資本主義は、直線的な帝国主義論に沿って変化・発展はしなかった。ホブズボームの語る帝国の時代が出色なのは、時代の変化に対応する資本主義社会を的確に捉えながらも、不安と希望に生きる人々と時代を、それを包み込む経済、政治、科学、文化の諸側面と重ね合わせ論じる点にある。
「帝国の時代」の人々、とりわけ西欧世界の多くの人々に共通する言い知れぬ不安やためらい、新・旧が交わる時の価値観のゆらぎを、著者は見逃さない。ブルジョワジーのライフ・スタイルと動揺、労働者の意識変化、解放をめざす新しい女性の誕生、教育熱の拡がり、スポーツの変容、科学技術の発達、大衆芸術の出現、マス・メディアの発達、広告産業の興隆等々、歴史小説的な語り口で浮き彫りになる帝国主義の時代の様相に、読者は気づくであろう。今日の大衆社会の起源と問題が、ここにあると。

内容説明

オーストリアに生まれ、中等学校の卒業祝いに海外旅行をプレゼントされた18歳の良家の子女と、イギリス生まれで船会社に職を得たスポーツ万能の若者が、第一次大戦が始まった直後のエジプトで出会い結ばれ、著者が誕生する。「帝国の時代」を象徴するエピソードで始まる本書は、1875年から第一次大戦勃発までの40年間を、西欧世界が外にあっては国際競争、内にあっては労働運動に動揺する、資本主義内部の矛盾が顕在化する時代と捉える。だが、資本主義は直線的な帝国主義論に沿って変化・発展はしなかった。ホブズボームの語る帝国の時代が出色なのは、時代の変化に対応する資本主義社会を的確に捉えながらも、不安と希望に生きる人々と時代を、それを包み込む経済、政治、科学、文化の諸側面と重ね合わせ論じる点にある。「帝国の時代」の人々、とりわけ西欧世界の多くの人々に共通する言い知れぬ不安やためらい、新・旧が交わる時の価値観のゆらぎを著者は見逃さない。ブルジョワジーのライフ・スタイルと動揺、労働者の意識変化、解放をめざす新しい女性の誕生、教育熱の拡がり、スポーツの変容、科学技術の発達、大衆芸術の出現、マス・メディアの発達、広告産業の興隆等々、歴史小説的な語り口で浮き彫りになる帝国主義の時代の様相に、読者は気づくであろう。今日の大衆社会の起源と問題が、ここにあると。

目次

第7章 ブルジョワジーの紳士録―彼らのためらいと不安さ
第8章 新しい女性
第9章 芸術の変容
第10章 確実性の揺らぎ―科学
第11章 理性と社会
第12章 革命の足音
第13章 平和から戦争へ

著者等紹介

ホブズボーム,エリック・J.[ホブズボーム,エリックJ.] [Hobsbawm,E.J.]
1917‐2012。1917年アレクサンドリアに生れる。1932年ベルリンに移住。1933年イギリスに移住。1936年イギリス共産党に入党。1939年ケンブリッジ大学で学位を取得。1947年ロンドン大学バークベック・カレッジのレクチャラー、1959年リーダー、1970年教授(社会経済史)、1982年名誉教授。2012年歿

野口建彦[ノグチタケヒコ]
1941年東京に生れる。1965年慶応大学経済学部卒業。同大学院経済学研究科博士課程を経て、日本大学経済学部教授。1978‐80、86‐87年東京大学教養学部講師、96年慶応大学講師、1980‐81年ケンブリッジ大学クレアホール・カレッジ客員研究員、96年ケンブリッジ大学ベンブルック・カレッジ客員研究員、2014年歿

長尾史郎[ナガオシロウ]
1941年新潟県に生れる。一橋大学経済学部卒業。同大学院経済学研究科博士課程修了。カールトン大学大学院経済学研究科に留学。明治大学名誉教授

野口照子[ノグチテルコ]
1942年天津に生れる。1965年東京女子大学文理学部卒業。2014年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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MUNEKAZ

9
後半は芸術や科学の動向、女性の社会進出、大戦直前の政治状況の分析を扱う。正直、教養が足りないので文化史の部分は流し読みなのだが、今の大衆社会の原型がこの時代にあるのかなと。そしてその根底には自由主義と資本主義が世界を進歩させるという楽観があり、それが大戦で全部ご破算になりましたよと。というか何より本書で分析されているのは、ほぼヨーロッパの話題であって、アメリカもアジアも刺身のつまのような扱い。19世紀というのが、まさにヨーロッパの時代であり、そのスワンソングの時を(左派の立場から)描いた一冊として読める。2024/02/10

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