ヨーロッパの極右

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  • サイズ 46判/ページ数 432p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622095910
  • NDC分類 312.3
  • Cコード C1022

出版社内容情報

世界が右傾化するなか、極右は政治を語る上で欠かせないものとなった。ヨーロッパ各国でさまざまな極右勢力が台頭し、人々をひきつけている。  
ヨーロッパの極右はどのように誕生し、定着したのか。いかなる活動を展開してきたのか。
排外主義、自国中心主義、強権的な指導者を特徴とする極右は、その単純な見た目とは裏腹に、多種多様な背景をもっている。伝統的な保守派、急進的な革命派、グローバルな交流、サブカルチャーなど、その姿をとらえることは容易ではない。
極右研究のスペシャリストである著者たちは、ナチズムとの関係、新右翼、宗教、ポピュリズムなどの切り口から、極右の諸相を紐解いていく。
極右が問題視されるのは、選挙という民主主義の手続きによって政治に躍り出たことが大きいが、極端な主張を現実的なものに調整すると求心力を失うというジレンマも抱えている。
19世紀から現在まで、ヨーロッパ各国からロシアにかけて根深く息づく極右の歴史に光を当て、その実態を明らかにする。極右を理解する上で欠かせない一冊。

内容説明

いまや政治の一部となった極右。だがその実態は知られていない。ヨーロッパに息づく極右の歴史に光を当て、矛盾に満ちた全貌を明らかにする。極右理解に欠かせない一冊。

目次

第1章 極右はいかにして誕生したのか
第2章 ファシズムの後に何をすべきか
第3章 ホワイト・パワー
第4章 新右翼
第5章 宗教的アンテグリスム
第6章 ポピュリスト政党
第7章 東では何が起こっているのか?
終章 極右は終焉するか

著者等紹介

カミュ,ジャン=イヴ[カミュ,ジャンイヴ] [Camus,Jean‐Yves]
1958年生。政治学者。専門はヨーロッパにおけるナショナリズムおよび極端主義。国際関係戦略研究所(IRIS)研究員

ニコラ・ルブール[ニコラルブール] [Lebourg,Nicolas]
1974年生。歴史学者。モンペリエ大学ラテン・ヨーロッパ政治学センター(CEPEL)研究員。専門はフランス極右および政治的暴力の歴史

南祐三[ミナミユウゾウ]
1979年生。早稲田大学大学院文学研究科史学(西洋史)専攻博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。現在、南山大学国際教養学部准教授。専門は第三共和政のフランス右翼ナショナリストの思想と活動

木村高子[キムラタカコ]
英語・仏語翻訳家。ストラスブール大学歴史学部卒業、早稲田大学大学院文学研究科史学(考古学)専攻修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

109
フランス革命への反動として誕生した極右思想が、どのように全ヨーロッパへ拡散し根付いたのかを分析する。大衆化の時代に各国の民族至上主義や宗教と一体化し、愛国を訴えて国民を結集する政治技術として定着したプロセスが明らかになる。その過程で互いに影響を与え合い、サブカルチャーの利用まで覚えた。排外主義を唱えるナショナリズムのみならず、政府やEUなど巨大システムに圧迫されていると感じる民衆の心を摑むポピュリズムに発展したのだ。単純に極右と総称できる存在ではなく、様々な歴史や文化の影響下で成立した多彩さも見えてくる。2023/06/08

BLACK無糖好き

19
原著は2015年刊。19世紀から21世紀までのヨーロッパの極右を概観。フランスが中心ではあるが、欧州全体にわたる領域的・時間的な幅広さも本書の特徴か。次から次へと様々な団体や人物が出てきてその思想的特徴や影響関係を論じている。あまりにも多様過ぎて途中追いきれなくなる。東欧では共産主義とナショナリズムを統合する有機体的なイデオロギーの枠組みを作りだすなど、西欧とは違った諸相が見られる点は興味を引く。サブカル的なものでは、労働者階級のスキンヘッドとOi!パンクや反共ロックの流れなど。とにかく議論の幅が広い。2023/12/13

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