デモクラシーの現在地―アメリカの断層から

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デモクラシーの現在地―アメリカの断層から

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  • サイズ 46判/ページ数 296p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622095453
  • NDC分類 302.53
  • Cコード C0036

出版社内容情報

「相互的な(reciprocal)……これがものすごく大事な言葉だ」(序章より)。2018年4月、日米首脳会談後の会見で、トランプ大統領はこう言った。かつて福沢諭吉も説いたこの言葉こそ、戦後の日米関係がはらむ矛盾を照らし出すものだった――。
著者は、2018年4月から22年3月までの4年にわたり、朝日新聞の経済・通商担当特派員として、米中貿易戦争、コロナ危機、連邦議会襲撃、ロシアのウクライナ侵攻などに揺れるトランプ・バイデン政権期のアメリカを追った。変化の底流を探るべく、19世紀フランスの思想家トクヴィルの観察記『アメリカのデモクラシー』を手がかりに、貿易戦争の荒波をかぶる大豆農家、「幽霊病院」で再生をはかる旧炭鉱街、日米協力が深化する多国籍の半導体メーカー、河港プロジェクトに挑む全米一人口が減った町など、さまざまな「断層」の現場を訪ねる。その傍ら、米通商代表部(USTR)のR・ライトハイザーや「エレファントカーブ」で知られるB・ミラノヴィッチ、ノーベル経済学賞を受賞したA・ディートンなど数多くの当局者や識者とも対話を重ねた。〈草の根〉の人々と〈鳥〉の視点で考える識者らの取材をへて見えた、〈デモクラシー〉の可能性とは?
激変する超大国の肖像を通し、「存在の根幹にアメリカが深く関わる国」日本の針路をも問う、深層報告の決定版。

内容説明

米中貿易戦争、コロナ危機、議会襲撃、ウクライナ侵攻―トランプ・バイデン政権期の激動の4年を現地で追った朝日新聞記者が、トクヴィルを手がかりに大豆農家からノーベル賞受賞者までを訪ねて超大国の素顔に迫る。翻って見えた日本の針路とは?トランプが問うていたのは日本だった。アメリカ深層報告の決定版。

目次

序章 マール・ア・ラーゴの王
第1章 3月の砲声―米中貿易戦争
第2章 ひび割れる世界―アメリカと中国
第3章 超大国の蹉跌―コロナ危機
第4章 物語を取り戻す―グローバル化と民主主義
第5章 半導体と空気調節―国家の復権
第6章 咆哮と興奮―日米の虚脱を超えて
終章 ひび割れる世界に湧く泉

著者等紹介

青山直篤[アオヤマナオアツ]
朝日新聞記者。1981年横浜生まれ。2003年東京大学法学部卒業。共同通信記者をへて米タフツ大学大学院フレッチャー・スクール修了。2008年に朝日新聞社入社。山口総局、GLOBE編集部、経済部をへて、18年~22年、アメリカ総局(ワシントン)にて、貿易戦争やコロナ危機の激動に揺れたトランプ・バイデン政権期を取材。本書が初の単著。現在は国際報道部次長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紙狸

17
2022年刊行。著者は特派員としてトランプ政権1期目、バイデン政権のアメリカを取材した。この本は3つの層の言葉からなる。①市井のアメリカ人②研究者ら識者③過去の思想家。③ではアメリカのデモクラシーについて書いたトクヴィルが繰り返しでてくる他、ハンナ・アーレント、ポランニー、福澤諭吉と多彩だ。今日のアメリカの民主主義の危機の現場に立った著者が、②の研究者との対話を踏まえ、③の思想の有効性を語る。②で注目したのは「リベラリズムの失敗」を語るパトリック・デニーン氏。最近の報道によるとバンス副大統領と近いという。2025/06/19

劇団SF喫茶 週末営業

2
著者は朝日新聞の若い記者のよう。2016〜2020年頃にトランプ1.0のアメリカを取材した本。他の類書と違うのは、アメリカの分断や民主主義の危機を探るために取材しつつ、同時に、では敗戦後アメリカ型民主主義を輸入した日本はどうなのか、そもそも我々日本人は民主主義をわかってないのではないかという疑問を抱いてる所だろう。トクヴィル、アーレント、福沢諭吉、丸山眞男など参照しつつ思考する所はみすず書房らしい。トランプ1.0に対して過剰に反応せず、遠くから思考する姿勢が好ましかった。2025/05/04

まゆ

2
気鋭の新聞記者がちょうどアメリカ駐在中にトランプ、コロナという激変期をアメリカのデモクラシーを振り返った本。経済学では有名なのかも知れないトクヴィルという学者のアメリカンデモクラシーという本をベースにブルーカラーから学者、政治家まで果敢に取材し、エピソードを積み重ねる手法で書いているのでよみやすかった。2023/07/02

takao

1
ふむ2024/10/22

大爆笑カレー

0
良本。現在のトランプ、アメリカの現象を理解するうえでの助けになるし、本のタイトル通り民主主義の現在地がよく見える。民主主義はその名の通り主権は民にあるという考え方であるという基本から、アメリカの民がどのようにアメリカについて考えているのか、それがアメリカの問題点と接合されていて非常に理解しやすい。2025/06/22

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