人生と運命〈1〉 (新装版)

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人生と運命〈1〉 (新装版)

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  • サイズ 46判/ページ数 529p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622095385
  • NDC分類 983
  • Cコード C0097

出版社内容情報



ワシーリー・グロスマン[ワシーリーグロスマン]
著・文・その他

齋藤紘一[サイトウコウイチ]
翻訳

内容説明

第二次世界大戦で最大の激闘、スターリングラード攻防戦を舞台に、物理学者一家をめぐって展開する叙事詩的歴史小説(全三部)。兵士・科学者・農民・捕虜・聖職者・革命家などの架空人物、ヒトラー、スターリン、アイヒマン、独軍・赤軍の将校などの実在人物が混ざりあい、ひとつの時代が圧倒的迫力で文学世界に再現される。戦争・収容所・密告―スターリン体制下、恐怖が社会生活を支配するとき、人間の自由や優しさや善良さとは何なのか。権力のメカニズムとそれに抗う人間のさまざまな運命を描き、ソ連時代に「最も危険」とされた本書は、後代への命がけの伝言である。グロスマン(1905‐64)は独ソ戦中、従軍記者として名を馳せ、トレブリンカ絶滅収容所を取材、ホロコーストの実態を世界で最初に報道した。一方で、故郷ウクライナの町で起きた独軍占領下のユダヤ人大虐殺により母を失う。次第にナチとソ連の全体主義体制の本質的類似に気づき、本書を執筆。刊行をめざしたところ、原稿はKGBによってタイプライターのリボンまで没収となる。著者の死後16年、友人が秘匿していた原稿の写しが国外に出、出版された。以来、20世紀の証言、ロシア文学の傑作として欧米各国、日本、中国などで版を重ねる。

著者等紹介

グロスマン,ワシーリー[グロスマン,ワシーリー] [Гроссман,Василий]
1905‐1964。ウクライナ・ベルディーチェフのユダヤ人家庭に生まれる。モスクワ大学で化学を専攻。炭鉱で化学技師として働いたのち、小説を発表。独ソ戦中は従軍記者として前線から兵士に肉薄した記事を書いて全土に名を馳せる。43年、生まれ故郷の町で起きた独軍占領下のユダヤ人大虐殺により母を失う。44年、トレブリンカ絶滅収容所を取材、ホロコーストの実態を世界で最初に報道する。次第にナチとソ連の全体主義体制が本質において大差ないとの認識に達し、50年代後半から大作『人生と運命』を執筆。60年に完成。「雪どけ」期に刊行をめざすが、KGBの家宅捜索を受けて原稿は没収。「今後2~300年、発売は不可」と宣告される。「外国でもよいから出版してほしい」と遺言し、死去。80年、友人が秘匿していた原稿の写しがマイクロフィルムに収められて国外に持ち出され、スイスで出版された

齋藤紘一[サイトウコウイチ]
1943年群馬県生まれ。東京大学理学部化学科卒。在学中に米川哲夫氏にロシア語を学ぶ。通産省入省後、課長・審議官を務める。93年退官後、ISO(国際標準化機構)日本代表委員、独立行政法人理事長等をへて現在、翻訳家。99年、通訳案内業免許(ロシア語)取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山のトンネル

5
厳かな文体で綴られる。20世紀ロシア文学の最高峰。第二次世界大戦で最大の激闘、スターリングラード攻防戦を舞台に、物理学者一家をめぐって展開する叙事詩的歴史小説2022/09/22

Э0!P!

2
とにかく登場人物の数が多かった。大きく話は動かない第1巻。軍人、囚人、民間人問わず老若男女あらゆる人が自らと自らの家族と国のために最善を目指している。議論すること自体が、粛清のリスクがあった当時においてナチスとの対決は議論を再び復活させ、ソ連が自らを見つめ直す機会になっていたようであるのが興味深い。2023/12/31

千本通り

0
買ったはいいが、約500頁に及ぶ大作3冊本ゆえなかなか手が付けられなかったが、ウクライナ戦争が始まり、著者がウクライナで生まれ育ったことを知り、やっと重い腰を上げて読み始めた。物理学者ヴィクトル一家の話を大筋にスターリングラードの戦い(といっても戦闘場面はほとんど出てこないのだが)、ドイツの捕虜収容所、ソビエトのラーゲリー、ユダヤ人移送列車などが舞台となる。しかし粛清された人の名前しか出てこないがスターリンの粛清って恐ろしいものがある。2023/05/11

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