死と歴史―西欧中世から現代へ (新装版)

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死と歴史―西欧中世から現代へ (新装版)

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  • サイズ 46判/ページ数 294p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622095354
  • NDC分類 114.2
  • Cコード C1022

出版社内容情報

「まず私たちが出会ったのは、非常に古くからあり、非常に永続的な非常に巨大な感情、受動的な諦めと神秘的な信頼との中間にある、恐怖も絶望も伴わぬ、死との親近感でした。……死とは、自身の人格が、無化するのではなくて、眠ることになる〈運命〉を各人が認めることなのです。……この信仰は、今日のわれわれが考えるほど、前の時間と後の時間、生と死後の生とを対立させはしません」
「近代になると、死のとりあげ方やその儀式には一見連続性があるようでも、死は問題とされるようになり、一番なじみ深い物事の世界から、ひそかに離れていきました。想像界では、死はエロティシズムと結びつき、日常の秩序からの断絶を表わすようになりました」

『〈子供〉の誕生』では、〈小さな大人〉から〈子供〉への家族の感情・心性の歴史を、そして、『死を前にした人間』では、数多くの図像、文学作品、墓碑銘、遺言書をもとに、〈飼いならされた死〉から〈汝の死〉への感情・心性の歴史を描いた、歴史家アリエスによる講演・論文集。大著『死を前にした人間』を凝縮した内容の講演「死を前にしての態度」や、歴史家の方法論にも触れた「ホイジンガと死骸趣味の主題」「集合的無意識と明確な観念」などの論文を収めている。死生観が揺らぎ続けている現代に、本書から歴史に学び、俯瞰する視点を読み取ることができるであろう。

内容説明

『“子供”の誕生』『死を前にした人間』で著名な歴史家アリエスによる、死への感情・心性をめぐる講演・論文集。

目次

1 死を前にしての態度(飼いならされた死;己の死;汝の死;タブー視される死;結論)
2 研究の道程 一九六六‐一九七五(中世における死を前にしての富と貧困;ホイジンガと死骸趣味の主題;モーラスの『楽園への道』における死の主題;死者の奇跡;遺言書と墓に見られる近代的な家族感情について ほか)

著者等紹介

アリエス,フィリップ[アリエス,フィリップ] [Ari`es,Philippe]
1914年ロワール河畔のブロワで、カトリックで王党派的な家庭に生れる。ソルボンヌで歴史学を学び、アクション・フランセーズで活躍したこともあったが、1941‐42年占領下のパリの国立図書館でマルク・ブロックやリュシアン・フェーヴルの著作や『アナル』誌を読む。家庭的な事情から大学の教職には就かず、熱帯農業にかんする調査機関で働くかたわら歴史研究を行なった。ユニークな歴史研究を発表し、新しい歴史学の旗手として脚光をあびる。1979年に社会科学高等研究院(l’´Ecole des Hautes ´Etudes en Sciences Sociales)の研究主任に迎えられる。1984年歿

伊藤晃[イトウアキラ]
1927年愛知県に生れる。1956年東京大学文学部仏文科卒業。修士。國學院大学名誉教授。2008年歿

成瀬駒男[ナルセコマオ]
1931年横浜市に生れる。1953年東京大学文学部仏文科卒業。修士。國學院大学文学部教授を務める。1995年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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