ガリレオの中指―科学的研究とポリティクスが衝突するとき

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ガリレオの中指―科学的研究とポリティクスが衝突するとき

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  • サイズ 46判/ページ数 420p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622095323
  • NDC分類 407
  • Cコード C0036

出版社内容情報

著者アリス・ドレガーは科学史・医学史を専門とする歴史学者であり、インターセックスの権利の確立を求める活動家でもある。ドレガーは、アメリカにおける学術研究や医療を取り巻く事実と証拠の軽視、ひいては学問の自由の危機に警鐘を鳴らす。

インターセックスへの医療的介入、トランスジェンダーや性行動に関する科学的研究、人間の本性に関する人類学的考察といったテーマは、アイデンティティやイデオロギーの観点から物議をかもしやすい。論争の果てに、悪とみなされた研究者たちは、地位を追われることさえある。その姿は、宗教裁判で有罪とされたガリレオさながらである。しかし果たして、そうした「有罪判決」は事実にもとづいていたのだろうか? 必ずしもそうではない、とドレガーは述べる。ポリティカル・コレクトでない研究結果だからといって真実ではないわけではないし、ポリティカル・コレクトな主張だからといってそれが真実だとは限らない。
事実にもとづかない告発に脅かされる研究者や、科学的証拠にもとづかない医療の不利益を被る患者のために、なにが守られるべきなのか。真実を希求した一人の研究者による、渾身のルポルタージュ。日本語版刊行に寄せた著者による序文も収録。

内容説明

著者は科学史・医学史を専門とする歴史学者であり、インターセックスの権利の確立を求める活動家でもある。ドレガーは、アメリカにおける学術研究や医療を取り巻く事実と証拠の軽視、ひいては学問の自由の危機に警鐘を鳴らす。インターセックスへの医療的介入、トランスジェンダーや性行動に関する科学的研究、人間の本性に関する人類学的考察といったテーマは、アイデンティティやイデオロギーの観点から物議をかもしやすい。論争の果てに、悪とみなされた研究者たちは、地位を追われることさえある。事実にもとづかない告発に脅かされる研究者や、科学的証拠にもとづかない医療の不利益を被る患者のために、なにが守られるべきなのか。真実を希求した一人の研究者による、渾身のルポルタージュ。日本語版刊行に寄せた著者による序文も収録。

目次

序章 私のお守り
第1章 奇妙な見かけ
第2章 ウサギの穴に迷い込む
第3章 複雑に絡み合う糸
第4章 「ショー・ミー」の州にて
第5章 学会内部の腐敗
第6章 闇の奥へ
第7章 危険なビジネス
第8章 保護なき被験者
第9章 歴史は繰り返される?
終章 真実、正義、そしてアメリカ流
エピローグ ポストカード

著者等紹介

ドレガー,アリス[ドレガー,アリス] [Dreger,Alice]
元ノースウエスタン大学教授。科学史・医学史を専門とする。書籍、雑誌・Webメディア記事、エッセイなどの執筆を手掛けるかたわら、TEDトークをはじめとして、これまでに200以上の講演を行なってきた

鈴木光太郎[スズキコウタロウ]
元新潟大学教授。専門は実験心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ふみあき

42
恐ろしく地味な装丁と、みすず書房らしい価格設定で損してると思うが、近年アカデミズムの世界を騒がすポリコレに関する良質のルポ(原著の刊行は8年前)。米国の科学史家である著者は、もともとは社会生物学を毛嫌いする典型的なフェミニストだったが、トランスジェンダー論争の渦中で、活動家たちがエビデンスを軽視し、真実の探求をアイデンティティをめぐる戦いに矮小化するさまに疑問を持つ。彼女がかつての宿敵(?)、進化心理学者のスティーヴン・ピンカーから応援されるまでになるのは面白い。ただ出生前DX治療の告発の話は少し冗長か。2023/02/12

pushuca

2
題名を見た時は、科学史の本だと思っていた。読み始めてすぐ、それは間違いだと分かった。トランスジェンダーの問題を科学的な視点から読み解いたルポだった。鋭い観察眼が光本だ。通俗的なフェミニズムの陥っている観念論をも、著者は糾弾する。読んでいて、私自身が陥っていた陥穽にも気付かされた。良書。2022/11/18

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