出版社内容情報
1939年8月の独ソ不可侵条約、それにもとづく両国の相次ぐポーランド侵攻、こうして第二次大戦ははじまった。
1940年春、ソ連西部、スモレンスク郊外のカチンの森で、ソ連秘密警察は約4
内容説明
虐殺の原因と経緯、ソ連に同調した連合国の隠蔽工作、ゴルバチョフの沈黙、歴史家の責任まで分析する決定版。2008年、ハンナ・アレント政治思想賞を受賞。
目次
序論
1 ポーランド分割とポーランド市民のソ連収容所拘禁
2 殺戮と追放
3 階級殺戮、すなわち階級浄化
4 カチンの虐殺 責任者たちを探して
5 ソ連のつく嘘と西側によるその隠蔽
6 ソ連の公式見解に甘んじる政治家と歴史研究者
7 ゴルバチョフの沈黙
8 カチン事件 歴史学と政治へのひとつの教訓
著者等紹介
ザスラフスキー,ヴィクトル[ザスラフスキー,ヴィクトル] [Zaslavsky,Victor]
1937‐2009。レニングラードに生まれる。レニングラード大学で社会学を学び、母校で教鞭をとっていたが、1975年ソ連を出国、カナダに移住・帰化した。カリフォルニア、スタンフォード、ヴェネツィア、フィレンツェ、ナポリの各大学で政治社会学を教え、最後は亡くなるまでローマのルイス・グイド・カルリ社会科学自由大学の教授。専門は第二次大戦後のソ連(ロシア)・イタリア政治関係史
根岸隆夫[ネギシタカオ]
翻訳者。第1次大戦と第2次大戦の間、特に独露両国の政治社会状況に関心を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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