出版社内容情報
廃刀令後の明治に、刀工から大工道具鍛冶へと転身して数々の名品を生み出した不世出の鍛冶名工、千代鶴是秀をはじめ、古くは鎌倉時代から平成に至るゆたかな鍛冶文化の系譜。半世紀余りにわたり貴重な大工道具名品を撮ってきた写真家、秋山実による初の集大成、全222点。解説・土田昇。
内容説明
是秀はじめ大工道具名品、全222点。道具の輪郭が、鍛冶屋の槌跡や成形のヤスリ目が、大工の使用で艶めく台や柄、使い減りして変形しつつある刃が、抑制された光に静かに反射し、大工道具の形や肌として美しく出現する。
目次
1 木工具・大工の仕事・大工の誇り
2 近代の合理・職人の道徳
3 千代鶴是秀と息子太郎、九代目石堂秀一
4 受け継がれたもの
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- 和書
- 明治人のお葬式