出版社内容情報
私たちが労働の対価として受けとる給料。では、その額は、あなたの市場価値の反映なのだろうか? 私たちはみずからの生産性と職種によって、給料の額は客観的に決まると考えがちだ。だが、果たしてそれは本当だろうか? ならば、弁護士のほうが教師より価値ある仕事なのか? 警官や大学教授、記者の仕事を公平な基準で正しく評価できるのだろうか? じつは、多くの人が「誰がいくらをなぜもらうのか」を知らないまま、神話にとらわれていると著者は述べる。
本書は、アメリカの社会学者がさまざまな企業・業界の実態調査に基づき、常識への反論を試みる書である。給料を決定する4つの要因(「権力」「慣性」「模倣」「公平性」)を手がかりに広く信じられている誤解を解き、給料を上げるための方策と真に公平な賃金制度への道筋を示す。コロナ危機を踏まえた「エピローグ」を収録。
内容説明
本書は、アメリカの社会学者がさまざまな企業・業界の実態調査に基づき、常識への反論を試みる書である。給料を決定する4つの要因(「権力」「慣性」「模倣」「公平性」)を手がかりに広く信じられている誤解を解き、給料を上げるための方策と真に公平な賃金制度への道筋を示す。コロナ危機を踏まえた「エピローグ」を収録。
目次
1 給与についての疑問(何が給与を決めるのか?;私たちは何が給与を決めると思っているのか)
2 成果主義は正しいのか(自由市場に背く雇用主;成果の測定の問題と能力主義の落とし穴;ボスのボス)
3 その仕事だからその給与なのか(良い仕事が悪い仕事になるとき;悪い仕事は良い仕事になる)
4 公平な賃金を目指して(格差を再考する;公平な賃金を目指して)
著者等紹介
ローゼンフェルド,ジェイク[ローゼンフェルド,ジェイク] [Rosenfeld,Jake]
ワシントン大学セントルイス教授(社会学)。先進民主主義国における格差について、政治的・経済的な要因を中心に研究している。プリンストン大学で社会学の博士号取得
川添節子[カワゾエセツコ]
翻訳家。慶應義塾大学法学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ばんだねいっぺい
Mc6ρ助
teddy11015544
Hiroo Shimoda
iwtn_