待雪草―望郷のハルビン、罪と罰

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  • サイズ A5判/ページ数 444p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784866411613
  • NDC分類 983
  • Cコード C0097

内容説明

ソ連・中華民国・日本の勢力が複雑に絡み合った満州。1929年末、奉ソ戦争(中ソ紛争)でソ連軍が大勝。その裏にはソ連の諜報・工作活動があった。満州に逃れたロシアの反革命派を追ってハルビンに若きチェキスト(必殺仕事人)が送り込まれる。だが、極秘任務遂行のなか、革命の理想と現実との違いに悩み葛藤する。望郷の念と絶望の淵から救ってくれたのはマツユキ草に似た純真可憐な乙女だった。本来の人間として生きる絆となる人間愛にようやく巡り合う。しかし、やがて、犯した大罪を贖い、罰を受けるときがくる…。

著者等紹介

ヴォロンコフ,アレクセイ・A.[ヴォロンコフ,アレクセイA.]
1947年ロシア・アムール州生まれ。沿海州ウスーリースク市の専門学校卒業、3年間軍役についた後各種の職を経て、1975年イルクーツク外国語大学を卒業。通訳、教師として働いた後に出版社勤務。その後、詩集、中編小説、長編小説を発表。歴史小説『ハルビン』にて2011年にアムール州桂冠文芸賞を受賞。1997年よりロシア作家同盟メンバー、アムール州ブラゴヴェシェンスク在住

星野華山[ホシノカザン]
1952年新潟県小千谷市生まれ。大阪外国語大学(現、大阪大学外国語学部)ロシア語科卒。在学中より通訳ガイドに従事。卒業後、大手エンジニアリング会社に入社、主に対ロシア向け石油ガス関係のプラント輸出・建設業務にたずさわる。2003年から2009年まで、サハリン州におけるロシア初のLNGプラントの建設業務で現地サハリンに滞在。2012年に同社を定年退職後ロシア語の翻訳活動を始める。華山は雅号、日本書学館書道教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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