マクルーハン発言集―メディア論の想像力

個数:
  • ポイントキャンペーン

マクルーハン発言集―メディア論の想像力

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年05月02日 18時07分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 313p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622090083
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C3036

出版社内容情報

1960年代から1970年代にかけて、英文学の大学教師マーシャル・マクルーハンはメディアの専門家として頭角を現し、「メディアこそがメッセージである」「ホットなメディアとクールなメディア」「グローバル・ヴィレッジ(地球村)」などのフレーズで世界を魅了した。『グーテンベルクの銀河系』『メディアの理解[メディア論]』は今日に至るまで現代の古典として読み継がれている。本書は当時の講義・講演やテレビ出演など20のテキストの集成である。

「20世紀後半における学問の世界をこれほど席捲した人物を私は知らない。19世紀と20世紀の変わり目の数十年間であれば、生物学にはダーウィンが、政治学にはマルクスが、物理学にはアインシュタインが、心理学にはフロイトがいた。だがそれ以降は、コミュニケーション研究におけるマクルーハンしかいないのだ。」(トム・ウルフ「本書に寄せて」より)

壁のない教室、ユークリッド空間と触覚的世界、ともにある(ウィズ)の状況の出現、仕事から役割へ、環境の内容は芸術作品、ほとんどのニュースは偽物、即時再生とパターン認識……多種多様なトピックをめぐって演台から放たれるマクルーハンの発言は、居心地の悪い状況を乗り越えるための知恵の総体であり、21世紀にも有効なワクチンだ。切実な希求として読解に取り組めるのは、まさにこれからなのである。

内容説明

1960年代から1970年代にかけて、英文学の大学教師マーシャル・マクルーハンはメディアの専門家として頭角を現し、「メディアこそがメッセージである」「ホットなメディアとクールなメディア」「グローバル・ヴィレッジ(地球村)」などのフレーズで世界を魅了した。『グーテンベルクの銀河系』『メディアの理解“メディア論”』は今日に至るまで現代の古典として読み継がれている。本書は当時の講義・講演やテレビ出演など20のテキストの集成である。壁のない教室、ユークリッド空間と触覚的世界、ともにある(ウィズ)の状況の出現、仕事から役割へ、環境の内容は芸術作品、ほとんどのニュースは偽物、即時再生とパターン認識…多種多様なトピックをめぐって演壇から放たれるマクルーハンの発言は、居心地の悪い状況を乗り越えるための知恵の総体であり、21世紀にも有効なワクチンだ。切実な希求として読解に取り組めるのは、まさにこれからなのである。

目次

電子革命―新しいメディアの革命的効果について(一九五九年)
ポップカルチャーとマスカルチャー―アメリカ的展望(一九六〇年)
サイバネティクスと人間の文化(一九六四年)
電子時代における人間の将来(一九六五年)
メディアこそがマッサージである(一九六六年)
インターネットを予見する(一九六六年)
電子時代におけるカナダ―マーフリート記念講演会(一九六七年)
フォーダム大学における初講義(一九六七年)
オープン=マインド・サージャリー(一九六七年)
本の未来(一九七二年)
新しい神話形式としてのテレビ・ニュース(一九七二年)
労働倫理の終焉(一九七二年)
芸術は生き残りの手段(一九七三年)
光の速度で生きる(一九七四年)
テレビの正しい使い方(一九七六年)
討論のメディアとしてのテレビ(一九七六年)
暴力はアイデンティティの探求(一九七七年)
人間とメディア(一九七九年)

著者等紹介

マクルーハン,マーシャル[マクルーハン,マーシャル] [McLuhan,Herbert Marshall]
1911‐1980。1911年カナダのアルバータ州エドモントン生まれ。マニトバ州ウィニペグで育ち、33年マニトバ大学卒。英国ケンブリッジ大学トリニティー・ホールに進み、中世の教育、ルネサンスの文学、エリザベス朝の修辞学を専攻し、42年博士号取得。46年にトロント大学セントマイケルズ・カレッジに着任(52年に教授)。英文学を教え、文芸批評に携わる。51年『機械の花嫁』より現代文化とメディアの問題に傾斜し、54年トロント大学の同僚たちと学際誌『探求』を始める

マクルーハン,ステファニー[マクルーハン,ステファニー] [McLuhan,Stephanie]
1947年トロント生まれ。マーシャル・マクルーハンの三女。68年トロント大学卒。ニューヨークで映画製作者となる。2015年より、父親の映像・音声を集めたウェブサイトMarshall McLuhan Speaks:Special Collectionを運営。トロント在住

ステインズ,デイヴィッド[ステインズ,デイヴィッド] [Staines,David McKenzie]
CM OOnt。1946年トロント生まれ。67年トロント大学卒。ハーヴァード大学で68年修士号、73年博士号。オタワ大学教授。中世文学、ヴィクトリア朝文学、カナダ文学、文芸批評を通じてカナダ文学の振興に努めてきた功績で2011年カナダ勲章(Order of Canada)

宮澤淳一[ミヤザワジュンイチ]
1963年群馬県生まれ。86年青山学院大学国際政治経済学部(国際政治学)、88年早稲田大学第一文学部(露文)卒。早稲田大学大学院文学研究科に博士課程まで学ぶ。2007年東京大学にて博士(学術)。現在、青山学院大学総合文化政策学部教授。国立音楽大学講師。トロント大学客員教授(00年、18‐19年)、ヨーク大学客員教授(18‐19年)。マクルーハン財団メンバー。文学研究。音楽学、メディア論。主著に『グレン・グールド論』(春秋社、04年;吉田秀和賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

93
1959年~79年に発せらたマクルーハンの18編の発言を収録。テレビ放送やコンピューターの導入が始まったばかりの時代に、メディアと社会の本質をこれほど見事に見抜いたマクルーハンの慧眼には畏れ入る。印刷時代から電子時代へ/テレビは関与を強いるメディア/観る側と演じる側が一体化する/即時再生の時代/報道は没入的になり虚構に/メディアは万人を監視下に置く手段…インターネットもSNSもAIもない時代に書かれた文章だからこそ、背筋がゾッとする。確かにマクルーハンは20世紀を代表する思想家かもしれない。これは凄い。2023/08/11

Go Extreme

1
電子革命―新しいメディアの革命的効果について ポップカルチャーとマスカルチャー―アメリカ的展望 テクノロジー、メディア、文化 コミュニケーションの革命 サイバネティクスと人間の文化 電子時代における人間の将来 メディアこそがマッサージである インターネットを予見する オープン=マインド・サージャリー 本の未来 新しい神話形式としてのテレビ・ニュース 労働倫理の終焉 芸術は生き残りの手段 光の速度で生きる テレビの正しい使い方 討論のメディアとしてのテレビ 暴力はアイデンティティの探求 人間とメディア2021/07/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17962174
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品