アマルティア・センの思想―政治的リアリズムからの批判的考察

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アマルティア・センの思想―政治的リアリズムからの批判的考察

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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622089698
  • NDC分類 311
  • Cコード C1010

出版社内容情報

「なぜセンが政治の現実の追求にそれほど熱心ではないのかに関する重要なヒントは、ケイパビリティと機能という言語そのものによって作り出された難読化にあるのかもしれない」
いまや「正義」について語る際には避けて通ることのできない経済学者・哲学者となったアマルティア・セン。彼はその広大な思想で何を壊し、何を作り上げようとしてきたのだろうか? 本書は「選択」「ケイパビリティ」「自由」「正義」「デモクラシー」の5つのテーマに沿ってそのエッセンスを抽出するものである。
センの想定する〈自由で独立したマスメディア〉とはどのように実現できるのか? 〈実効的な力としての自由〉とはどのような政治体で可能なのか? 著者はこれまで経済学や現代正義論の文脈で語られてきたセンの思想を、政治理論の文脈で捉えなおし、政治的リアリズムの視点から批判的考察を交えて解説する。
今後も学問領域を超越し、さまざまな角度から言及されるであろうアマルティア・センの思想を俯瞰できる、気鋭の政治学者による最良の入門書。

内容説明

いまや「正義」について語る際には避けて通ることのできない経済学者・哲学者となったアマルティア・セン。彼はその広大な思想で何を壊し、何を作り上げようとしてきたのだろうか?本書は「選択」「ケイパビリティ」「自由」「正義」「デモクラシー」の5つのテーマに沿ってそのエッセンスを抽出するものである。センの想定する“自由で独立したマスメディア”とはどのように実現できるのか?“実効的な力としての自由”とはどのような政治体で可能なのか?著者はこれまで経済学や現代正義論の文脈で捉えなおし、政治的リアリズムの視点から批判的考察を交えて解説する。今後も学問領域を超越し、さまざまな角度から言及されるであろうアマルティア・センの思想を俯瞰できる、気鋭の政治学者による最良の入門書。

目次

第1章 選択(社会的選択;剥奪;結論)
第2章 ケイパビリティ(諸々のケイパビリティ;客観性;不完全性;結論)
第3章 自由(先行研究;合理性;力;結論)
第4章 正義(分配;不正義;比較;不偏不党性;結論)
第5章 デモクラシー(公共的理性;人権;グローバルな必須事項?;結論)

著者等紹介

ハミルトン,ローレンス[ハミルトン,ローレンス] [Hamilton,Lawrence]
1972‐。南アフリカ共和国ダーバン生まれ。ケンブリッジ大学で博士号を取得後、現在はウィットワーテルスランド大学政治学部教授。ケンブリッジ大学政治学国際学部教授。専門は政治理論

神島裕子[カミシマユウコ]
1971年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程修了。博士(学術)。立命館大学総合心理学部教授。専門は政治哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

57
2019年初出。グローバルな必須事項の創造と擁護を介したグローバルなデモクラシーというセンの説に、2つの特徴。第一は、〈グローバルな対話としてのグローバルなデモクラシー〉。第二は、グローバルな必須事項の創造と擁護が、スミスの「公平な観察者」説にセンの特殊な解釈に依拠していること(216-7ページ)。スティグリッツはグローバル化には批判的。センは対話や、デモクラシーとしてグローバル化を捉えている感じがする。共に間違ってないと思う。さすが共にノーベル経済学賞受賞者。2022/04/20

K.H.

5
アマルティア・センについては倫理で習った程度の知識で読んだけど、少し早かったかもしれない。センの思想の紹介とその批判といった具合で、ありていに言って大変難しかった。それに批判の方がクリティカル過ぎて(特に第5章)、一方でこちらはセンについてほとんど知らないため、著者の言うことを鵜呑みにしていいのかどうかちょっと迷う。興味深かったのは去年苦労して読んだロールズとの関係だが、これももう少し勉強を進めないと、センは自分で思っているほどロールズから離れていないという著者と同じ結論を引き出せるかは保留。2022/04/10

Go Extreme

2
選択:社会的選択 剥奪 ケイパビリティ:諸々のケイパビリティ 客観性 不完全性 自由:先行研究 合理性 力 正義:分配 不正義 比較 不偏不党性 デモクラシー 凝公共的理性 人権 グローバルな必須事項 2021/02/25

O. M.

1
ケイパビリティ・アプローチで有名なセンの業績、思想がよく整理されている、質の高い解説書。勉強になりました。今日、開発政策に係る人は、序章だけでも目を通したい。論文形式で、参考文献、反論もしっかりリファーしている。今となってはしっくりくるが、経済成長著しい1960年、70年代に、功利主義、厚生主義に代表される主流派経済学を向こうに回してこういった議論がなされていたことは驚き。「強い想定」と「慎重な想定」2021/10/15

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