文学は実学である

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  • サイズ 46判/ページ数 347p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622089452
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

1992年から2020年まで28年間に発表されたエッセイより86編を精選。『夜のある町で』『忘れられる過去』『世に出ないことば』『黙読の山』からの諸編に加え、同時期の名編と単行本未収録の追悼「加藤典洋さんの文章」など近作8編を収める。ことばと世間、文学と社会、出版と時世に、目を凝らし耳を澄ませてきた荒川洋治。その文章世界がこの一冊に凝縮している。
「いま本を読み、本について書く日本語の使い手の中で、間違いなく最高のひとり」(高橋源一郎)、「同時代に荒川洋治という書き手をもつのは、この上なく幸せなことなのだ」(池内紀)など評価はじつに高い。
困難な時代であればあるほど、文学の実力は認められる。「これまで「実学」と思われていたものが、実学として「あやしげな」ものになっていること、人間をくるわせるものになってきたことを思えば、文学の立場は見えてくるはずだ。」(本書「文学は実学である」より)。初のベスト・エッセイ集。

目次

1(白い夜;春の声 ほか)
2(会わないこと;いつまでも「いい詩集」 ほか)
3(秋;ぼくのめがね ほか)
4(ここにあるもの;二人 ほか)

著者等紹介

荒川洋治[アラカワヨウジ]
現代詩作家。1949年4月18日、福井県三国町生まれ。早稲田大学第一文学部を卒業。1980年より著作に専念。1996年より肩書を、現代詩作家(みずからの造語)とする。詩集に『水駅』(書紀書林・第26回H氏賞)『渡世』(筑摩書房・第28回高見順賞)、『空中の茱萸』(思潮社・第51回読売文学賞)、『心理』(みすず書房・第13回萩原朔太郎賞)、『北山十八間戸』(気争社・第8回鮎川信夫賞)、評論・エッセイ集に『忘れられる過去』(みすず書房・第20回講談社エッセイ賞)、『文芸時評という感想』(四月社・第5回小林秀雄賞)、『過去をもつ人』(みすず書房・第70回毎日出版文化賞書評賞)など。2019年、恩賜賞・日本芸術院賞を受賞。日本芸術院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ジョンノレン

48
物々しい題名とは裏腹に、肩の力の抜け切った読書、但しやや古めの作品に関わる小文の数々。一青窈の歌や映画の話題も。こちらも力一杯肩の力を抜いて、茨木のり子、フラナリー・オコナー、スタインベック、モーパッサン、正宗白鳥etc.の作品をチラッとメモしつつ流し読み。漱石も読みたくなってくる。「会わないこと」「行間はない」が印象に残った。2022/12/06

katsubek

32
一つ一つの言葉に対する視線の鋭いことや、丹念であることは驚くばかりである。時折り、読み疲れてしまうほどに綿密な文脈である。また、本の紹介(引用?)の手法が素晴らしく、思わず何冊か買い求めてしまった。まさしく「文学は実学である」。2022/11/22

今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

16
28年間のエッセイから86編のセレクト。ジャンクフードばっか食べてるとこに丁寧にとったお出汁を飲んで生き返る感じ。Kindleばっか読んでたら、ちゃんと装丁レイアウトされた書籍の情報量の多さも再認識(そりゃあみすず書房の本は高いよ、手間暇かかってるんだもん)。余白を無駄というのなら、その無駄でこそ経済は回されていた、というのは真理ですね。忘れずにいようと思ったのは「三人は他人のはじまり」「慈愛の顔」。齟齬が生じるのは乗り越えるハードルやブロックするフィルターの多さゆえと理解。2021/01/13

yamahiko

15
尊敬する孤高の詩人による淡麗旨口の随筆。ものを書くとき考え方、ことば(表記を含め)の選び方など注意深く読むほどに、こころにしみてくる。2021/01/10

チェアー

10
文章を書くコツは、知識も情報も入れず、何も書かないこと。 何も書かない文章はとてつもなく難しい。 文章をかけるんだぞ、と自慢したくなるし、何かを伝えたくなるし、できればほめられたいと思う。 そんなことをすべて抜きにして、何も書かない。 そういう文章を学ぶことが実学なのだろう。2020/12/07

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