臨床医学の誕生 (新装版)

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臨床医学の誕生 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 387p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622089018
  • NDC分類 492
  • Cコード C1010

出版社内容情報

「個人というものは、生命が最初にとる形でもなければ、その最も鋭い形でもない。個が認識の対象となるのは、長い間にわたる空間化の動きのあげくのことである。この動きにとっての決定的な道具は、或る種の言語の使用と、死についての困難な概念化であった。(…)アリストテレスの古い法則は、個についての科学的陳述を禁じていたが、言語の中に死がその概念の場を発見したとき、この禁止は解けたわけである。つまり、その時、空間はまなざしに対して、個の分化した形を開いたわけである。」

18世紀末に端を発する現代医学は、病を知覚する空間とそれを記述する言語、および身体の解剖から始まった。人間が自らの個体を知の対象とする臨床医学は、いかにして誕生したのか。人間科学の医学的基盤とは何か。18-19世紀の認識論的切断を問い、『言葉と物』の先駆をなす、初期フーコーの代表作。

内容説明

18世紀末に端を発する現代医学は、病を知覚する空間とそれを記述する言語、および身体の解剖から始まった。人間が自らの個体を知の対象とする臨床医学は、いかにして誕生したのか。人間科学の医学的基盤とは何か。18‐19世紀の認識論的切断を問い、『言葉と物』の先駆をなす、初期フーコーの代表作。

目次

第1章 空間と分類
第2章 政治的意識
第3章 自由な場
第4章 臨床医学の淵源
第5章 施療院の教訓
第6章 徴候と症例
第7章 見ること、知ること
第8章 屍体解剖
第9章 不可視なる可視
第10章 熱病の問題

著者等紹介

フーコー,ミシェル[フーコー,ミシェル] [Foucault,Michel]
1926‐1984。フランスのポワチエに生まれる。高等師範学校およびソルボンヌ大学で哲学と心理学を専攻。1955年からスウェーデン・ウプサラのフランス学院院長、つづいて1960年まで、ワルシャワ、ハンブルクのフランス学院院長を歴任。クレルモン=フェラン大学、チュニス大学、ヴァンセンヌ実験大学の哲学教授を経て、1970年よりコレージュ・ド・フランス「思考システムの歴史」講座教授。1970年と1978年の二度来日。1970年代後半から80年代にかけて、しばしばアメリカ滞在(とくにカリフォルニア大学バークリー校で講義)。1984年6月25日、パリのサルペトリエール病院でエイズにより没

神谷美恵子[カミヤミエコ]
1914‐1979。1935年津田英学塾卒、コロンビア大学に留学。1944年東京女子医専卒、同年東京大学医学部精神科入局。1952年大阪大学医学部神経科入局。1957‐72年長島愛生園勤務。1960‐64年神戸女学院大学教授。1963‐76年津田塾大学教授。医学博士。1979年10月22日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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おっとー

7
とにかく難解で、訳も読みにくいなという印象。勝手に理解した限りでは、近代における解剖の発達により、「死」というものを介したうえで人間の身体と病気がまなざしと言語の下に晒され、相互補完的に分析される客観的な対象となった。この現象は現在まで続いていて、医学は微に入り細を穿ち、次々と身体や病気の細部を「発見」していく。それは曖昧な領域、よく分からない領域を許すことのない、徹底した実証主義+進歩史観である。2022/09/05

396ay

0
卒論必須テクスト。以下はメモ。2020/10/02

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