シネアスト宮崎駿―奇異なもののポエジー

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シネアスト宮崎駿―奇異なもののポエジー

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  • サイズ 46判/ページ数 276p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622088943
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C0074

出版社内容情報

「このジャンルのファンは彼のヴィジュアルな豊かさを讃え、評論家は彼のテーマの密度を誉めるが、彼が同時に、たぶん何にもまして真の映画演出家であるということを強調することがあまりにしばしば忘れられているのだ。(…)登場人物たちが字義的意味でリアルではないとしても、彼らはやはりシーンの空間──デッサンによって創造されたものであろうと──のなかに住んでいるのであり、映画表現に特有の手段はやはり監督にとって原材料なのである。本書においてアニメがフレーミングの階梯の変化、カメラの移動、画面の奥行きの作用、モンタージュや音声の作業などを伴った〈ほんとうの映画〉のように扱われていると知っても驚かないでいただきたい。それはずっと前から当然のことなのだ。彼の数多くの才能のなかで間違いなくもっとも配慮されてこなかったシネアスト宮崎という側面を理解するため、こうした演出がどのように内密に物語の組織化に関与し、かくして作品を観る際の喜びに関与しているのかが分析されることになろう」
スタッフとして参加した『太陽の王子 ホルスの大冒険』『長靴をはいた猫』『どうぶつ宝島』から監督作品『ルパン三世 カリオストロの城』『風の谷のナウシカ』『となりのトトロ』『千と千尋の神隠し』まで。映画史・アニメーション史をふまえつつ精緻な作品分析を積み重ねたモノグラフィ。

内容説明

スタッフとして参加した『太陽の王子ホルスの大冒険』『長靴をはいた猫』『どうぶつ宝島』から監督作品『ルパン三世 カリオストロの城』『風の谷のナウシカ』『となりのトトロ』『千と千尋の神隠し』まで。世界の映画史、アニメーション史をふまえつつ精緻な作品分析を積み重ねたモノグラフィ。

目次

第1章 宮崎、喜劇の設計者(東映動画の『ホルス』後;場面設計者・宮崎;映画的なものと遊戯的なもの;場面に関するものとメカニカルなもの;宮崎、「肉体派の軽業師」)
第2章 日常における冒険(想像的なものにおける具体的なもの;自然的時間性)
第3章 驚異における自然的なもの(観照的なものから奇異なものへ;となりの奇異なもの;キキ、ポルコ、千尋…)

著者等紹介

ルルー,ステファヌ[ルルー,ステファヌ] [Le Roux,St´ephane]
フランス・レンヌ市のリセ・ブレキニー「映画オーディオヴィジュアル」クラス教授、レンヌ第2大学講師。アニメーション映画研究者。2007年、レンヌ大2大学に提出した論文により博士号取得

岡村民夫[オカムラタミオ]
1961年、横浜に生まれる。立教大学大学院文学研究科単位取得満期退学(フランス文学専攻)。法政大学国際文化学部教授。表象文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Isamash

20
仏レンヌ第2大学講師ステファヌ・ルルー2011年出版著書訳本。宮崎駿アニメを編集・カメラワーク・フレーミング・構図・音学と画面の関係等の面から分析した研究書。例えば隣のトトロでは父親が仕事をしてる奥でメイが屋外を動き回る映像、メイが小トトロと出会うシーン、メイを背負ったサツキがトトロとバス停で遭遇するとこ等の独自性が丁寧に説明されてる。その創造の歴史即ち高畑勲が切り開いた方法論をベースに宮崎が独自色を加えていった歩みも記されている。特に職人的な道具への拘り、クライマックスを簡素化するという特徴には成る程。2023/09/19

柏崎礼生

0
著者の博士論文(2011)を書籍化し翻訳したもの。先週発売された「シネアスト高畑勲」の続巻にあたる。なぜ続巻が先に発売されているのか…。比較文化的な立ち位置だけでなく極めて主観的な立ち位置から情熱あふれる筆致で記述された貴重な批評。https://x.com/reo_kashiwazaki/status/15193404736424058892022/04/28

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